こんな悩みを解決します。
本記事の内容
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バイナンススマートチェーン(BSC)とは
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バイナンススマートチェーン(BSC)の特徴
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バイナンススマートチェーン(BSC)を使ったプロジェクト
- バイナンススマートチェーン(BSC)の始め方
- バイナンススマートチェーン(BSC)に関するよくある質問
本記事の信頼性
筆者は実際にバイナンススマートチェーン(BSC)を利用して資産運用しており、その経験を基に本記事を執筆しています。
「バイナンススマートチェーン(BSC)って何のことだろう?」
こんな風に考えて悩んでいませんか?
バイナンススマートチェーン(BSC)は海外大手仮想通貨取引所のBINANCEが提供するブロックチェーンのことです。
バイナンススマートチェーン(BSC)もイーサリアムベースのブロックチェーンと同様にDapps(分散型アプリ)の開発が可能です。
イーサリアム(ETH)の詳細については、【初心者向け】イーサリアムとは?特徴や仕組み・購入方法を解説で詳しく解説していますので参考にしてください。
今回はこのバイナンススマートチェーン(BSC)の概要や特徴、始め方などを解説します。ぜひ最後までご覧ください。
なお、バイナンススマートチェーン(BSC)を利用するためには国内取引所から送金する必要があります。
なので、取引アプリが使いやすいコインチェックで無料で口座を開設しておきましょう。
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もくじ
バイナンススマートチェーン(BSC)とは
バイナンススマートチェーン(BSC)は仮想通貨取引所のBINANCEが開発したブロックチェーンです。
当初は既存のバイナンスチェーンの補助的な位置づけでしたが、現在ではBINANCEのメインのブロックチェーンとなっています。
バイナンススマートチェーン(BSC)とバイナンスチェーンは互換性があるため、2つのチェーンの間で仮想通貨を制約なく移動させることができます。
その結果、バイナンスチェーンの特性である高速取引とバイナンススマートチェーン(BSC)の特性である分散取引の両方を実現できます。
イーサリアムのガス代の高騰が問題となっている中、開発者やユーザーが別の選択肢を模索する中、2021年初頭から現在まで注目を集めました。
Binance Chainとは異なり、BSCはスマートコントラクトの機能とEthereum Virtual Machine(EVM)との互換性を持っています。
バイナンススマートチェーン(BSC)の特徴
バイナンススマートチェーン(BSC)の特徴は以下のとおりです。
- 手数料が安い
- コンセンサスアルゴリズムにPoSAを採用
- Defi分野での活用
- イーサリアムと互換性がある
順番に解説します。
①手数料が安い
現在イーサリアム(ETH)のガス代(手数料)は高騰しており、資金が少ないユーザーにとっては利便性が低い状況になっています。
一方、バイナンススマートチェーン(BSC)のガス代はイーサリアム(ETH)と比較した場合、かなり安いので人気を集めています。
②コンセンサスアルゴリズムにPoSAを採用
バイナンススマートチェーン(BSC)では、コンセンサスアルゴリズムにProof of Staked Authority(PoSA)を採用しています。
PoSAは、BNB保有者の中からバリデーター(トランザクションとブロック承認者)を選出します。
バリデーターはブロックを承認すると、報酬として手数料が付与されます。
バイナンススマートチェーン(BSC)はPoSAの採用により、3秒に1ブロック生成という高速処理を実現しています。
③Defi分野での活用
バイナンススマートチェーン(BSC)はDefiにおいても活用されています。Defiについては、【大注目】仮想通貨Defiとは?仕組みや稼ぎ方を解説【よくわかる】で詳しく解説しています。
たとえば、大手DEXであるPancakeswapもバイナンススマートチェーン(BSC)を利用して開発されています。
Defiの特徴であるステーキングやファーミングなどの超高利率な仮想通貨運用が可能である上に、数十円程度という安い手数料のため資金が少ないユーザーに人気となっています。
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仮想通貨の「ステーキング」とは?利益を得る仕組みを解説
続きを見る
④イーサリアムと互換性がある
BSCはEVMに互換性があるため、多種多様なイーサリアムのツールやDAppsをサポートしてローンチされました。
このため、開発者は自身のプロジェクトを簡単にイーサリアムからBSCに移行できます。
また、ユーザーはMetaMaskのようなウォレットアプリなどをBSCで機能するように設定することで、BSC上のアプリケーションを簡単に使用できます。
さらに、BSCでは分散型取引所(DEX)やDeFiの特徴であるステーキングやファーミングなどの利率の高い運用方法が、イーサリアムよりも安価な手数料で利用可能です。
そのため、資金に限りのあるユーザーや手数料を気にする投資家にとって、BSCは利用価値が高いチェーンと言えます。
バイナンススマートチェーン(BSC)を使ったプロジェクト
続いて、バイナンススマートチェーン(BSC)を使ったプロジェクトについて紹介します。
- Pancakeswap
- Pancake bunny
- Venus
- STEPN
- DriveZ
上記が代表的なBSCを使ったプロジェクトです。順番に説明します。
①Pancakeswap
1つめはPancakeswapです。
DEXのユニスワップをベースにしており、AMM(自動マーケットメーカー)を採用しています。
AMMにより資金を預ける「ステーキング」をすることで、報酬であるCAKE(仮想通貨)を得ることができます。
Pancakeswapについては、PancakeSwap(パンケーキスワップ)とは?始め方を徹底解説で詳しく解説しています。
②Pancake bunny
Pancake bunnyはイールドアグリゲーターのひとつです。
イールドアグリゲーターとは、仮想通貨やLPトークンを預けるのに最も良い条件を探して自動運用してくれるプロダクトです。
Pancakeswapで得られたcakeをPancake bunnyで運用することで、自動で最も効率的な運用先を探して運用してくれます。
Pancake bunnyについては、【自動複利運用】PancakeBunny(パンケーキバニー)とは?概要と使い方を解説で詳しく解説しています。
③Venus
Venus Protocol(ヴィーナス・プロトコル):略してVenusとは、海外大手取引所のバイナンスが開発・提供している、ユーザー同士で仮想通貨の貸し借りを可能にするプラットフォームのことです。Venusで使われる独自トークンのこともVenus(XVS)と呼んでいます。
Venusを使って自分の保有している暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで、金利収入を得ることができるため、投資家達の注目を集めています。
実際にVenus(XVS)はこの1年で価格が約30倍に上昇しています。
Venus(XVS)については、仮想通貨Venus(XVS)とは?概要・特徴、将来性について解説で詳しく解説しています。
④STEPN
STEPNとは運動することで稼げるMove to Earnゲームです。
SOLやイーサリアム、BSCを利用して開発されています。
STEPNで獲得できる通貨はGST(Green Satoshi Token)というコインとなっており、STEPNのアプリ内でBNBやUSDCといった別の通貨に交換することも可能となっています。
また、稼いだGSTは現金化するだけでなく、購入したNFTスニーカーのレベルアップに使用したり、スニーカー同士をミント(交尾)させて新しいスニーカーを生み出す際にも使用することができます。
STEPNでは、プロジェクトで得た収益の一部を環境問題の解決・対策のために使用しているという特徴があります。
これまで環境問題への取り組みを行うことをコンセプトとした仮想通貨関連のブロックチェーンゲームはなかったので、環境問題への関心がある方には共感できる点も多いのではないでしょうか。
また、STEPNはただお金を稼ぐためのプロジェクトではなく、利用者の健康増進を前提としているプロジェクトでもあるので、そういった側面からも今までになかったブロックチェーンゲームと言えるでしょう。
STEPNの始め方については、【簡単】STEPN(ステップン)の始め方・やり方を画像付きで徹底解説で詳しく解説しています。
⑤DriveZ
DriveZ(ドライブゼット)は車でドライブすることでDRIVトークン・INCOトークンが獲得できるMove to Earnゲームです。
BSCチェーンを利用して開発されており、NFTの車を購入して運転をすることで稼ぐことができます。
獲得したトークンは新たな車の購入やリペアなどに使用可能。
DriveZを利用することで退屈になりがちな通勤時の運転などを通じて、安定した収入を得ることができます。
現在は無料のα版アプリが公開されており、誰でも利用できます。
DriveZは毎日の通勤を価値あるものにし、世界をよりグリーンにすることを理念に運営されています。
DriveZの始め方は、DriveZ(ドライブゼット)とは?始め方や稼ぎ方、将来性について徹底解説で詳しく解説しています。
バイナンススマートチェーン(BSC)の始め方
それでは、バイナンススマートチェーン(BSC)の始め方について解説します。
- コインチェックで口座開設
- コインチェックでイーサリアムを購入する
- BINANCEで口座開設
- BINANCEにイーサリアムを送金する
- BINANCEでBNBを購入する
- Metamaskをインストールする
- Metamaskに入金する
- BSCを利用する
順番に説明していきます。
①コインチェックで口座開設
BSCを使う前の事前準備として、仮想通貨取引所の口座が必要になります。
BINANCEへ送金するための暗号資産(仮想通貨)が必要になるからです。
取引所は複数ありますが、最初はコインチェックをおすすめします。
アプリが使いやすいので初心者でも迷うことなく取引でき、入金もコンビニ入金や銀行振込、クイック入金など幅広く対応しています。
国内でも最大手な取引所ですし、口座開設はもちろん無料なのでサクッと開設しておきましょう。
②コインチェックでイーサリアムを購入する
コインチェックで口座を開設できたらイーサリアムを購入します。
BSCを利用する際の送金用にイーサリアムが必要になるからです。
イーサリアムの購入の手順は、【初心者向け】イーサリアム(ETH)の買い方・購入方法を解説【画像付き】で詳しく解説しているので参考にしてください。
もちろんイーサリアム以外の好きな仮想通貨を買っても大丈夫です。
③BINANCEで口座開設
続いて、海外取引所のBINANCE(バイナンス)で口座開設をしておきます。
BINANCEの口座開設手順は以下の記事を参考にしてください。
>>BINANCE(バイナンス)とは?特徴やメリット・デメリット、登録方法も解説
④BINANCEに仮想通貨を送金する
BINANCEへの登録が完了したら入金が必要です。しかしBINANCEは海外取引所なので、日本円を直接入金することができません。
そのため、あらかじめ購入しておいた仮想通貨を国内取引所からBINANCEへ送金する必要があります。
今回はコインチェックを使った画面で説明します。今回はイーサリアムを使った手順ですが、ビットコインやリップル等好きな通貨を送金してOKです。
- Coincheckのコイン送金画面から、「Ethereumを送る」を選択
- 送金先リストにコピーしたERC20アドレスをペースト
- 送金したいETHの金額を入力
- 「送金する」ボタンをクリック
初めて仮想通貨の送金をする方はまず少額で送金テストを行ってください。
送金でミスすると最悪自分のお金を失うことになります。
まず少額で送金してみて問題ないことを確認してから、残りの資金を送金するようにすると安心です。
⑤BINANCEでBNBを購入する
続いて、BINANCEでBNBを購入します。
BSCでの手数料等はBNBで支払うことになるからです。
BINANCEでの仮想通貨の買い方は以下の記事を参考にしてください。
>>【画像付き】BINANCE(バイナンス)の仮想通貨の買い方・購入方法を徹底解説
BNBが購入できたら、BSCを利用する準備は完了です。
⑥Metamaskをインストールする
ブロックチェーンを利用したゲームに参加するには、仮想通貨ウォレットが必要です。
オススメはイーサリアム系ウォレットのMetaMaskです。
まだ導入していない方は以下の記事を参考にインストールしておきましょう。
>>MetaMask(メタマスク)とは?使い方や入金・出金方法、各種ネットワーク設定を徹底解説!
⑦Metamaskに入金する
仮想通貨ウォレットにゲームをプレイするために必要な仮想通貨を送る必要があります。
そのため、BINANCEで購入したBNBをMetaMaskに入金しておきましょう。Metamaskへの入金方法は以下の記事を参考にしてください。
>>MetaMask(メタマスク)とは?使い方や入金・出金方法、各種ネットワーク設定を徹底解説!
⑧BSCを利用する
Metamaskへの入金が完了したら、MetamaskのネットワークでBSC chainを選択すればBSCのアプリなどを利用可能です。
まずは先述のサービスを利用してみるといいでしょう。
バイナンススマートチェーン(BSC)に関するよくある質問
最後にバイナンススマートチェーン(BSC)に関するよくある質問に答えます。
- バイナンススマートチェーン(BSC)は安全ですか?
- バイナンススマートチェーン(BSC)は中央集権的な管理ですか?
- バイナンススマートチェーン(BSC)のガス代はどのくらいかかるの?
順番に応えます。
①バイナンススマートチェーン(BSC)は安全ですか?
バイナンススマートチェーン(BSC)を提供するバイナンスは高レベルなセキュリティ体制を構築しています。
主なセキュリティ対策は以下のとおり。
- 指紋認証
- パターン認証
- 二段階認証
これらの対策により個人情報の流出を防止しています。
さらに、国際標準化機構(ISO)が定める基準を満たしており、「情報セキュリティ認証」を受けています。
バイナンスは情報セキュリティ管理に関する規格であるISO/IEC27001に準拠するために、公的機関から監査を受けた結果、情報セキュリティ認証を受けたと発表しています。
第三者から情報セキュリティ体制についてのお墨付きを得ているので、BSCの安全性は高いと言えるでしょう。
②バイナンススマートチェーン(BSC)は中央集権的な管理ですか?
バイナンススマートチェーン(BSC)は中央主権的な管理です。
大手取引所であるBINANCEが提供しているため、BINANCEによって管理されるため権限が集中しているのは事実です。
しかし、中央集権的でありながらもBSCを利用することでユーザーは超高速かつ低コストで取引を行うことができます。
その他にもdAppの作成やDefiプラットフォームの構築など、ユーザーにメリットが多いチェーンであり、数多くのユーザーがBSCを利用しています。
③バイナンススマートチェーン(BSC)のガス代はどのくらいかかるの?
バイナンススマートチェーン(BSC)のガス代は30円~500円程度です。
イーサリアムチェーンだとガス代が5,000円を超えることもザラなので、それと比較すると格安です。
その時の取引量やトランザクションの混雑度により変動しますが、ひとまずは格安と認識しておけばOKです。
まとめ:バイナンススマートチェーン(BSC)で仮想通貨の運用を効率化させよう
今回はバイナンススマートチェーン(BSC)の概要や特徴、始め方などについて解説しました。
バイナンススマートチェーン(BSC)は手数料が安く、高速処理が可能であるなどユーザーにとってメリットが多いチェーンです。
今後のDefiの注目により、バイナンススマートチェーン(BSC)を利用したプロジェクトが次々と誕生しています。
少しでも興味があるなら、BSCを利用したサービスを活用してみましょう。
なお、BSCを利用するためにはBINANCE入金用の仮想通貨を購入する必要があり、取引所の口座が必須となります。
オススメは最短1日で口座開設できるコインチェックです。口座開設はもちろん無料なのでサクッと口座開設して少額の10,000円くらいを入金しておきましょう。
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