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本記事の内容
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の概要
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の特徴
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の買い方
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)のチャート・価格推移
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の将来性
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)に関するよくある質問
本記事の信頼性
筆者は2017年から暗号資産(仮想通貨)を運用しています。さらに、暗号資産(仮想通貨)の情報発信ブログで月300万円ほどの収益を得ており、その経験を基に本記事を執筆しています。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)は仮想通貨のウォレットアドレスをシンプルな文字列にするサービスです。
ENSを利用すると「0x1234…」の長いウォレットアドレスを「fafa.eth」のようなわかりやすいアドレスに変更できます。
今回は実際に暗号資産(仮想通貨)を運用中の僕が、ENSの概要や特徴・買い方などを解説していきます。今回の記事を読むことでENSに関する理解が深まるはずです。
なお、ENSはNFTなので利用したい場合はNFTマーケットプレイスを使う必要があります。
NFTマーケットプレイスはイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になります。
少額の500円から購入できるコインチェックに無料登録してビットコインなどを購入しておきましょう。
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もくじ
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の概要
名称 | ENS(イーサリアム・ネーム・サービス) |
---|---|
時価総額 | 118位 |
取引所 | BINANCE、Coinbase、Huobi |
価格(2023年9月時点) | ¥1,070.10 |
時価総額(2023年9月時点) | ¥31,738,340,734 |
公式サイト | ENS公式サイト |
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)は仮想通貨のウォレットアドレスをシンプルな文字列にするサービスです。
通常のウォレットアドレスは42桁の文字列ですが、ENSを利用することで「fafa.eth」のようなわかりやすいアドレスに変更できます。
ENSはNFTなのでマーケットプレイスで売買することができ、シンプルな文字列のENSは高値で取引されています。
>>NFTの始め方とは?出品・購入方法や作り方をわかりやすく解説
桁数が少なくなり、わかりやすくなるので毎回アドレスをコピペする必要が無くなるため、アドレス間違いによる送金ミス等を防ぐことが可能。
さらに、Twitterなどのアカウント名にENSを設定することもできるため、Web3.0における自らの取引履歴や所有するNFTをオープンにすることができます。
>>Web3.0とは?概要や特徴、代表的なサービスや仮想通貨を解説!
今後のNFT需要の増加やメタバースの普及により、ENSを利用するユーザーが増えるのは間違いなさそうです。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の特徴
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の特徴は以下のとおり。
- NFTとして売買可能
- 送金ミスを防止できる
- アカウント名に利用可能
順番に解説します。
①NFTとして売買可能
ENSはNFTとしてマーケットプレイスで売買可能です。
既に売っているENSを購入して利用することもできますし、自分が作成したENSを販売することもできます。
短い文字数のシンプルなENSほど高価になる傾向があり、「google」の文字列が入ったENSは天文学的な価格が設定されています。
NFTは唯一無二の価値があるため、ENSも一種のNFTアートとして価値がつくことが特徴であり、転売で利益を出すことも可能です。
NFT転売については、【保存版】NFT転売のやり方を徹底解説!転売を成功させるコツも紹介で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
②送金ミスを防止できる
ENSは送金ミスの防止にもつながります。
ウォレットアドレスはデフォルトだと0xから始まる42桁のランダムな文字列です。
そのため、頭で記憶することは不可能であり、送金時には必ずコピペして対応する必要があります。
この際のコピペミスなどが原因の送金ミスなどが多発しており、アドレスのコピペミスで10000ETH以上が失われているとも言われています。
>>仮想通貨は危険?リスクや安心して取引する方法について紹介
ブロックチェーンは便利な反面、こうした送金ミスなどが一度起きてしまうと、取返しがつきません。
その点、ENSを利用すると「fafa.eth」のように一目見て正しいアドレスかどうかが判別可能なので、コピペミスなどを極力減らすことができます。
さらに、ENSはイーサリアムのアドレスだけでなく、ビットコインなどの他の仮想通貨のアドレスも紐づけることができるため、仮想通貨取引全般で活用できます。
③アカウント名に利用可能
ENSは短いため、アカウント名に利用可能です。
10文字以内程度の短いENSであれば、Twitter等のアカウント名に設定しても違和感が無いからです。
実際にイーサリアム創設者のヴィタリック・ブテリンがENSをアカウント名に使用しています。
ENSをアカウント名に設定することで、自らが保有する仮想通貨やNFTをオープンにすることができます。
取引履歴などもブロックチェーン上に記録されているため、自らの経歴や発言の透明性を高める効果があります。
既にDeBankのような個人ウォレットの残高を他人が閲覧できるサービスが誕生しており、多くのユーザーが使用しています。
Web2.0の時代は経歴詐称やなりすましなどが問題視されていますが、ENSを利用することで自らの経歴の信ぴょう性などを客観的に証明可能です。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の買い方・購入方法
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の買い方は以下のとおり。
- コインチェックに登録
- イーサリアムを購入
- MetaMaskを導入
- イーサリアムをMetaMaskへ送金
- Openseaに登録
- ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)を購入
順番に説明します。
①コインチェックに登録
まずはで口座開設をしましょう。
以下のリンクからコインチェック公式サイトにアクセスします。
コインチェックでは簡単に口座を開設できるので、トップページの「新規登録」から登録できます。
本人確認書類などを登録して、審査が完了したら仮想通貨の取引が開始できます。
②イーサリアムを購入
登録が完了したら、OpenSeaで主に使われている仮想通貨であるイーサリアム(ETH)を購入しましょう。
イーサリアムを購入するためには、まずはコインチェックに日本円を入金します。
ホーム画面の「日本円を入金」から日本円を入金できます。
入金方法には「銀行振り込み」、「コンビニ入金」、「クイック入金」の3つから選択可能です。
コインチェックに日本円が入金できたらホーム画面の「販売所(購入)」にてイーサリアムを選択して日本円で購入します。
③MetaMaskを導入
OpenSeaでイーサリアムを使用するには、MetaMask(メタマスク)に購入したイーサリアムを送る必要があります。
MetaMaskとは、ネット上で利用できるイーサリアム系の仮想通貨ウォレットです。
MetaMaskを使うことで、簡単に仮想通貨の送金や受け取りが可能です。
ブラウザの拡張機能を使うのであれば、GoogleChromeの使用をおすすめします。
GoogleChromeでMetaMaskは以下のようにインストールしましょう。
「Chrome」→「環境設定」→「拡張機能」→「Chromeウェブストア」と進み、
Chromeウェブストアで「MetaMask」と検索します。
表示されたMetaMaskをインストールして、「新しいウォレットを追加する」を選択して、ウォレットを作成します。
その後、説明にしたがって必要項目を記入していきます。
登録が完了すれば、MetaMaskの導入は完了です。
④イーサリアムをMetaMaskへ送金
コインチェックで購入したイーサリアムをMetaMaskに送金しましょう。
まずは作成したMetaMaskを開き、「0x」から始まるアドレスをコピーしてください。
この時、ネットワークはイーサリアムメインネットを選択します。
デフォルトではイーサリアムメインネットが設定されていますが、ネットワークを間違えると送金した仮想通貨が戻ってこないこともあるので、ここには特に注意しましょう。
コインチェックで「暗号資産の送金」から「Ethereumを送る」選択し、「送金先リストの編集」を選択します。
「新規ラベル」には「myMetaMask」など、自分のMetaMask宛に送ることがわかる名前をつけて、「新規宛先」にMetaMaskのコピーしたアドレスをペーストします。
送りたいイーサリアムの金額を記入して、「送金する」を押せば送金完了です。
イーサリアムの送金には2分〜5分かかりますので、しばらく待ってMetaMaskにイーサリアムが入金されたことを確認しましょう。
⑤Openseaに登録
次に、OpenSeaに登録する手順を説明します。
OpenSeaの公式サイトにアクセスしたら、画面右上のアカウントマークを選択しましょう。
そこから「Setting」を選択すると、OpenSeaと紐付けるウォレットを選ぶ画面が表示されます。
先ほどMetaMaskのウォレットを作成したので、MetaMaskを選択しましょう。
すると「署名の要求」というポップアップウィンドウが表示されるので、「署名」を選択します。
これでOpenSeaとMetaMaskの紐付けが完了しました。
再度画面右上のアカウントマークを選択して「Setting」を選択します。
すると、「Profile Setting」ページが表示されるので、必要な箇所を入力しましょう。
最低限であれば、「Username」と「Email Adress」のみで結構です。
入力が完了したら「Save」を選択すると、入力したメールアドレスにメールが送られてくるので、メールを開いて「VERIFY MY EMAIL」をクリックしてください。
これでメール認証も完了したことになります。
以上でOpenSeaの登録が完了したので、NFTの購入と販売ができるようになりました。
⑥ENSを購入
ENSのOpenseaページにアクセスし、好きなNFTを選んで「Buy now」で購入できます。
以上がENS購入の一連の流れです。この手順を参考にしつつ進めてみてください。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)のチャート・価格推移
ENSのチャート・価格推移についても見ていきましょう。
それぞれの時期の価格推移を解説します。
①2022年1月~3月
2022年序盤はビットコインの値下げ等に連動し、価格を下げました。
しかしその後のNFT人気、仮想通貨市場の盛り上がりに回復基調となり、2,600円近くまで価格が上昇。
NFTユーザーが急激に増加したこともENSの価格の後押しになったと見られています。
②2022年4月~7月
2022年4~7月にかけて金融情勢の緊迫化に伴う仮想通貨全般の下落に連動し、急激に価格を下げました。
一時1,000円ほどまで下落しましたが、その後仮想通貨市場が若干持ち直したため、2,000円前後まで上昇しています。
③2022年8月~
2022年8月以降は仮想通貨全般のトレンドが停滞中であるため、価格の方向性に乏しい展開です。
現在は2,300円前後で推移しており、今後のプロジェクトの進捗次第で価格が大きく動きそうです。
今後、新たな取引所への新規上場の可能性もあるので、ENSへの期待が高まっています。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)の将来性
ENSの将来性は以下のとおり。
- NFTの需要増加
- 活発な二次流通が期待できる
- 企業や著名人による購入
順番に説明します。
①NFTの需要増加
NFTの需要増加による人気の後押しが期待できます。
ここ最近、アートのみならずスポーツやエンタメ業界などでもNFTの導入が進んでいます。
そのため、一般人へのNFTの普及が急速に進んでおり、NFTの需要が増している状況です。
ENSは既に一定の人気を獲得しており、今後のNFT需要増加が後押しとなり活発な取引がされると見込まれています。
NFTが売れる理由については、NFTはなぜ売れる?売れる理由や売れるもの、売るコツを徹底解説で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
②活発な二次流通が期待できる
ENSは活発な二次流通が期待できます。
なぜなら、仮想通貨やNFT、そしてメタバースの利用者が今後増えるからです。
>>【初心者向け】メタバースとNFTの関係とは?活用例・始め方を徹底解説
仮想通貨を利用するサービスにおいては、ウォレットアドレスは必須であり、シンプルなENSはユーザーにとって多くのメリットがあります。
実際に、OpenseaのENSもほぼ一分おきに売買が成立しており、多くのユーザーがENSを利用していることがわかります。
ENSは今後のWeb3.0関連サービスの普及により価格が高騰すると見込まれており、購入希望者が多くいるため二次流通でさらに活発に取引される可能性が高いです。
そのため、一次流通で安く購入し、転売で大きな利益を上げることが可能になります。
NFT転売のコツについては、【保存版】NFT転売のやり方を徹底解説!転売を成功させるコツも紹介で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
③企業や著名人による購入
ENSは個人だけでなく、企業や著名人による購入も始まっています。
例えば、米ビール大手のバドワイザーは「beer.eth」のENSを約1,000万円で購入しています。
その他、カード会社のVisaもCryptopunksを購入するなど企業によるNFT参入が相次いでおり、他の企業も追随する可能性が高いです。
>>NFTのCryptoPunks(クリプトパンクス)とは?特徴や将来性、買い方を徹底解説
さらに、著名人によるENS購入も増えています。
例えば、水泳選手の北島康介氏は自身のスイミングスクール「tokyofrogkings.eth」と名前「kosukekitajima.eth」のENSを取得しています。
その他の著名人も自身の名前のENS取得に動く可能性もあり、ネームバリューによりENSがさらなる注目を集めそうです。
ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)に関するよくある質問
最後にENSに関するよくある質問に答えます。
- ENSは国内取引所で買える?
- ENSはイーサリアム以外でも使える?
- ENSの取得方法は?
順番に回答します。
①ENSは国内取引所で買える?
ENSは国内取引所では購入できません。
ENSを購入する際は以下の海外取引所を使う必要があります。
海外取引所は日本円が入金できません。入金用の仮想通貨はアプリが使いやすいコインチェックで購入しておきましょう。
②ENSはイーサリアム以外でも使える?
はい、使えます。
イーサリアム以外のビットコインやリップルなどの他の通貨のアドレスとしても使用可能です。
③ENSの取得方法は?
ENSの取得方法は2通りあります。
- Openseaで購入
- 公式サイトで購入
Openseaは手軽に購入できる反面、二次流通なので価格が割高と言えます。
安く買いたいなら公式サイトでの購入がおすすめです。
ただ、自身が欲しい文字列のENSが既に所得されている可能性もあるので、注意が必要です。
まとめ:ENS(イーサリアム・ネーム・サービス)は将来性が期待できる
今回はENSについて解説してきました。
ENSはウォレットアドレスを簡略化できるサービスであり、今後の仮想通貨やNFTの需要増加による価格上昇が見込めます。
既にBINANCEやHuobiなどの大手取引所に上場済であり、実用性も高く評価されています。
ENSはこのように様々な要因で将来性に期待が持てるので、早めに購入することで先行者利益を得やすくなります。
繰り返しですが、ENSを購入するためにはNFTマーケットプレイスや海外取引所を使う必要があり、海外取引所への送金には国内取引所の口座が必須です。
ENSに興味がある方はアプリが使いやすいコインチェックで無料で口座開設し、10,000円くらいの資金を入金して購入準備をしておきましょう。
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