こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- NFTの概要
- NFTの特徴
- NFTと暗号資産との違い
- NFTの将来性
- NFTの購入方法
本記事の信頼性
筆者は実際にNFTコレクションを運営しており、NFTに関する情報発信ブログで収益を得ています。その経験を基に本記事を執筆しています。
最近「NFT」という言葉をよく耳にするようになりました。
2021年に入り、Twitterの創業者であるジャック・ドーシー氏のツイートがNFT作品として数億円で落札されたり、元SMAPの香取慎吾さんがチャリティイベントでNFTアートを作成するなど多くの話題を集めています。
TwitterのドーシーCEOの初ツイートNFT、2億円超で落札 全額寄付https://t.co/c4Tk4ln9xM
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) March 22, 2021
🔴香取慎吾NFTアートチャリティプロジェクト🔵パラサポ壁画をデジタル画で1万人先着シリアルナンバーつき!9/6(月)18時〜販売。9/7㈫21時〜LINELIVEも!パラが終わっても3人の活動から目が離せない👀‼️ #香取慎吾 #新しい地図 https://t.co/nMmiSyqnfz
— 福島県ボッチャ協会 (@f_boccia_a) September 5, 2021
そこで今回は暗号資産を実際に運用する僕がNFTの特徴や、暗号資産との違いなどについて解説します。
実際にNFTが買えるプラットフォームについても紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むとNFTのことが理解できるので、NFT作品の売買が安心してできるようになります。
もくじ
NFTの概要
NFTとは(Non-Fungible Token)の略で、「複製不能なデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同様にブロックチェーンを使って発行・取引されます。
従来のデジタルデータは簡単にコピーができるため、資産価値はほぼありませんでした。
しかし、ブロックチェーンの仕組みを活用することでコピーや改ざんが困難となり、デジタルデータそのものに価値を持たせることが可能になりました。
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が価格を上げているのはこの仕組みのためです。
NFTを活用できる分野は幅広く、デジタルアートはもちろん、スポーツや音楽でもすでに導入の動きが見られています。
今後もあらゆる分野でNFTの導入が進むと見られており、チリーズなどの暗号資産(仮想通貨)のNFT銘柄やNFT売買のプラットフォームなどの需要が増える見込みです。
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NFTの特徴
NFTの特徴は以下のとおり。
- 世界に一つしかない
- 偽造不可能
- 相互運用性
①世界に一つしかない
NFTは世界に一つしかない「一点もの」をブロックチェーン技術により担保しています。
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これまで「1点モノの価値」といえば絵画や骨とう品など実際に存在するモノに限られており、この価値を証明できる仕組みがありませんでした。
しかしNFTによって形のないデジタルデータにも価値を持たせることが可能になったのです。
そのためNFT作品はその希少性から価値が高騰する傾向にあり、将来の売却益を見込んで今からNFTを購入する人が増えています。
よし、新しくNFTを買いました😌
— マナブ@仮想通貨 (@manabubannai) September 3, 2021
こちらの画像ですが、お値段は「130万円」でした。高すぎて絶望ですね。もうちょい物色しつつ、買いつつ、経験を積んでみます pic.twitter.com/c5zjlkQ56L
②偽造不可能
NFTはデジタルコンテンツと所有者をブロックチェーン技術で一致させるため、偽造することができません。
ブロックチェーンに取引履歴が全て記録されているため、どれがオリジナル作品なのか、誰が所有者なのかが一目瞭然だからです。
偽造不可能な点もNFTの希少性を高める要因のひとつとなっています。
③相互運用性
NFTは作成された時点から、複数のウォレットやマーケットプレイス上で売買など取引が可能になります。
これはNFTの仕様に共通の規格が用いられているためです。例えるなら作品を作るためのフォーマットが決められているようなものです。
この規格に則って作成されていれば、どのNFTも他サービス内で取り扱うことができます。
具体的にはポケモンをドラクエの世界で飼育したり、マインクラフトの世界にマリオを登場させるといったようなことが可能になります。
NFTと暗号資産との違い
NFTと暗号資産の大きな違いはトークンが代替可能か代替不可能かという点です。
暗号資産は他の暗号資産や現金と交換することができます。つまり、暗号資産は代替可能なFT(Fungible Token:代替性トークン)です。
一方、NFTは各作品の個別の識別情報も含めて資産価値をつけることで、他の作品とは交換できない(Non Fungible Token:非代替性トークン)です。
NFT(Non-Fungible Token) | FT(Fungible Token) | |
活用する分野 | スポーツ分野/音楽分野/アート分野/トレカ分野/ゲーム分野/アニメ分野 | 暗号資産・独自トークンなど |
代替性 | 代替不可能 | 代替可能 |
移動可能性 | 譲渡可能 | 譲渡可能 |
日本はアニメやゲームが世界的にも評価が高いので、アニメやゲーム作品をNFTアートにすることで世界中のファンからの支持を得ることができそうです。
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NFTの将来性
続いて、NFTの今後の将来性について見ていきましょう。
①各分野におけるNFT導入
すでにスポーツやアート分野でNFTが導入され始めています。
プロ野球のパリーグはNFTコンテンツを扱うプラットフォームの運営を開始し、埼玉西武ライオンズの公式アイテムの販売をスタートさせています。
日本球界からのNFTの販売。
— きよ@為替・仮想通貨・INDEX💵 Hearthstone💳 (@kiyopo) September 8, 2021
ここ数か月のNFT事業の進歩がすごいhttps://t.co/gkilAqna3a
また、ロシアのエルミタージュ美術館はバイナンスマーケットでNFT販売を開始しています。
露エルミタージュ美術館、バイナンスマーケットでNFT販売|ゴッホやダビンチなどhttps://t.co/3XwleY07K6
— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【アプリ配信中】 (@coin_post) September 8, 2021
こうした流れを受けて、今後各分野におけるNFT導入の流れが加速すると見られます。
②デジタルアーティストの台頭
NFTは専門的な知識やスキルが無くても比較的簡単に作成できます。
アーティストはどのプラットフォームでNFTを販売するかを決め、あとは価格や数量、インセンティブ設定の選択をするだけで簡単にNFT作品を出品することができます。
NFTを活用することで、従来は発表の機会に恵まれなかったアーティストも多くの人に作品を公開でき、さらに作品が売れることで利益を得ることができます。
今後はNFTアートで生計を立てるデジタルアーティストが多く誕生すると考えられます。
③個人のビジネス利用
アーティストでなくても個人がNFT作品を作って売買することも可能です。
実際に小学生が描いたNFT作品が7千円~50万円で購入され話題になっています。
8歳の息子の自由研究NFTが1.2イーサリアム(52万円相当)で取引され完売になった話。|草野 絵美 @emikusano #note https://t.co/IFsDNWCGiC
— JPYC(株)代表取締役 岡部典孝 (@noritaka_okabe) September 4, 2021
これを小学生が親の手を借りないでJPYCでそのまま買い物に使える世の中にしたい。
おお!
— ちゃーろー NFT illust(ヘラクレス&トカゲ🦎人間)イラスト描き (@chataro_illust) September 3, 2021
娘(9歳)の描いたイルカ2匹目売れた!笑
今日だけで約7000円稼いでる小学生…(`・ω・´)
父も頑張らねば笑https://t.co/Q491ITW5Pq pic.twitter.com/8heZZwlD1S
このように子供の描いた絵画や、趣味で作曲した音楽など、今まではマネタイズが難しかったレベルのものでもNFTにすることで容易に収益化できるようになります。
まだNFTは黎明期ですが、昨今の副業ブームもあり今後個人によるNFT分野への参入も増えてくると予想され、NFT需要が一気に増加すると見られます。
NFTの購入方法
続いて、NFTを購入できる主要なプラットフォームをご紹介します。
①コインチェック
コインチェックは2021年3月から、NFT売買のプラットフォームであるNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」を提供しています。
コインチェック、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」を提供開始https://t.co/CHXj30121J
— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【アプリ配信中】 (@coin_post) March 24, 2021
最近ではSKE48のNFTトレカも取り扱うなど、NFTのラインナップを充実させており、多くの注目を集めています。
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何よりも信用のある日本の大手取引所なので、初めてNFTを購入する場合でも安心して利用することができます。
Coincheck NFT(β版)は口座を持っている人であれば誰でも利用できるので、NFTに興味がある方はこの機会に口座を開設しておきましょう。口座開設はもちろん無料です。
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②OpenSea
Openseaは世界最大手のNFTマーケットプレイスです。
アカウントの登録から出品までがとても簡単にできるため、以下のように多くのアーティストが利用しています。
- 村上隆氏
- せきぐちあいみ氏
- UVERWorldのTakuya∞氏
Ethereum上で有名なNFTアートの一つである「CryptoPunks」もこのOpenseaで取引されています。
また、日本語にも対応しているため日本人でも問題なく利用することができます。
対応するブロックチェーンはEthereum、Polygon(Matic)であり、Klaytn、Tezosについても今後対応の予定です。
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③Rarible(ラリブル)
Rarible(ラリブル)は2020年にオープンした比較的新しいNFTマーケットプレイスです。デジタルアート作品がメインですが写真やゲームアイテム等も取り扱っています。
RaribleにはNFTを取引するだけで独自トークンのRARI(ラリ)がもらえるという特徴もあります。
NFTの売買だけではなく、RARIの価格が上がればその売却益も期待できるので、注目を集めているNFTマーケットプレイスです。
まとめ:NFTは今後あらゆる分野で導入が進む可能性がある
今回はNFTについて解説してきました。
NFTを売買するためにはコインチェックなどでイーサリアムを購入し、マーケットプレイス内でイーサリアムを使ってNFTを購入するという流れになります。
コインチェックはイーサリアムの取り扱いもあり、Coincheck NFT(β版)も利用できます。
NFTを始めるには非常に便利な取引所なので、この機会に口座開設を行いNFTに触れてみてはいかがでしょうか。
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