こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- 仮想通貨のポンジスキームとは
- ポンジスキームの代表的な事例
- 仮想通貨のポンジスキームに騙されないための3つのコツ
本記事の信頼性
筆者は2017年から暗号資産(仮想通貨)を購入し、約200万円ほどの収益をあげています。その経験を基に本記事を執筆しています。
「仮想通貨のポンジスキームについて詳しく知りたい。ポンジスキームに騙されないための方法も教えてほしい」と悩んでいませんか?
ポンジスキームとは詐欺の手法のことで、実際にはありえない高利回りや配当をうたって出資金をだまし取る手法です。
今回は実際に仮想通貨を運用している僕が、ポンジスキームの概要や、具体的な事例、騙されないためのコツなどについて解説します。
この記事を読むと、ポンジスキームのことがよく理解できるので、詐欺被害に遭うのを避けることができるようになります。
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もくじ
仮想通貨のポンジスキームとは
ポンジスキームとは、表向きは高配当の利回りを実現する投資法と言いながら、実際は出資者から集めた資金を配当金に充てる詐欺のことを指します。
ポンジスキームでは以下のような儲け心をくすぐる宣伝文句を使うことが一般的です。
- 利回り50%
- 絶対安心
- 元本保証
実際に資金を運用しているわけではないので、新たな出資者を常に集めないかぎり、配当金を払うことができなるため最終的には破綻します。
ポンジスキームは最初のうちは出資金の一部を「配当」などの名目で毎月相手に払うことで信用させ、その後もお金をだまし取られ続けるケースが多いです。
100年以上前からある古い詐欺手法ですが、現在でも様々なジャンルでポンジスキームによる詐欺事件が起きています。
ポンジスキームの代表的な事例
ポンジスキームの代表的な実例を10個紹介します。
- ナスダック会長巨額詐欺事件
- BitClub Network事件
- プラストークン事件
①ナスダック会長巨額詐欺事件
ナスダックの元会長であるバーナード・マドフ元会長が起こした詐欺事件です。
マドフ元会長は、運用するファンドの損失を隠し、成績が良いことをアピールし新たな投資家から資金を集めて配当や解約金に充てていました。
被害者の中には、野村ホールディングスや映画監督のスピルバーグ氏などの著名人も含まれています。
②BitClub Network事件
ビットコインのマイニング設備への投資という名目で被害者から7億2200万ドル(771億円)を騙し取った事件です。
新たな出資者を紹介すると非常に高い紹介料を得られることから、マルチ商法的に被害者が急増していきました。
- 500ドル 50%の報酬
- 1,000ドル 60%の報酬
- 2,000ドル 70%の報酬
- 3,500ドル 上記3つ全て
もし1,000ドルの契約でビットクラブを勧誘できれば、6万円の報酬がもらえるということです。実際にSNSで勧誘をしている人も見受けられました。
この事件では首謀者4名が逮捕されています。
③プラストークン事件
自らを韓国の仮想通貨取引所およびウォレットプロバイダーと称し、最低500ドル分の仮想通貨資産の預託で毎月8~16%で運用可能と持ち掛けたポンジスキームです。
プラストークンは200万人の会員を集め、総被害額は約3000億円に上ると見られています。
この事件では109人もの逮捕者を出し、仮想通貨市場最大の詐欺事件と言われています。
④Bitconnect
Bitconnectは、一時期仮想通貨界で非常に高い注目を集めていました。
このプラットフォームは、投資家に年利最大120%のリターンを約束していました。
しかし、Bitconnectは突如として閉鎖され、多くの投資家が大きな損失を被りました。
このプラットフォームは、新規投資者から集めた資金で既存の投資者に利益を支払っていた典型的なポンジスキームでした。
多くの専門家や規制当局が警告を発していましたが、高い利益率に魅かれた多くの人々が投資してしまいました。
⑤OneCoin
OneCoinは、教育プログラムを販売するという名目で運営されていました。
しかし、その実態は新規投資者からの資金で古い投資者に利益を支払っていたポンジスキームでした。
OneCoinは数十億ドルもの資金を集め、多くの国で捜査が行われています。
⑥Zeek Rewards
Zeek Rewardsは、オンラインオークションサイトとしてスタート。
このプラットフォームは、日々の利益の一部を投資者に還元すると謳っていました。
しかし、新規投資者から集めた資金で既存投資者に利益を支払っていました。
最終的には、数億ドルを超える資金が失われました。
⑦USI Tech
USI Techは、ビットコインのマイニングとトレーディングに投資すると高いリターンが得られると主張していました。
しかし、新規メンバーからの資金で古いメンバーに利益を支払っていました。
多くの人々がこの詐欺に引っかかり、大きな損失を被りました。
⑧MMM Global
MMM Globalは、ソーシャル・フィナンシャル・ネットワークと称していました。
このプラットフォームは、参加者同士で資金を送り合う形を取っていました。
しかし、新規参加者の資金で既存参加者に利益を支払っていました。
この詐欺は、特に開発途上国で多くの人々を破産させました。
⑨PlexCoin
PlexCoinは、高い月利を約束していましたが、新規投資者からの資金で古い投資者に利益を支払っていました。
このプラットフォームは、SECによって訴訟を起こされ、運営者は逮捕されました。
⑩GAW Miners
GAW Minersは、クラウドマイニングサービスとして提供していましたが、実際には存在しないマイニング能力を販売していました。
この詐欺によって、多くの投資家が大きな損失を被りました。
仮想通貨のポンジスキームに騙されないための3つのコツ
続いて、仮想通貨のポンジスキームに騙されないための3つのコツについて説明します。
- 「絶対儲かる」ものは無いと理解する
- 「100%元本保証」はありえない
- 信ぴょう性について情報収集する
①「絶対儲かる」ものは無いと理解する
世の中に絶対に儲かる投資法などありえません。
投資において利益を得るためには損失というリスクを冒す必要があります。投資全般に言えることですが相場環境によって含み損をかかえることはよくあることです。
そもそも絶対に儲かるのであれば、だれにも知らせずに自分だけで独り占めしていた方が得のはず。
そう考えると他人を勧誘することで、資金を集めようとしている魂胆が見えてきます。
②「100%元本保証」を疑う
投資信託では「元本確保型」という商品がありますが、これも基本的には満期時に投資した元本が返還されますが、債務不履行に陥った場合は元本全額が返還されない場合があります。
仮想通貨も元本保証をしている銘柄はないので、仮想通貨において「100%元本保証」と称するものは詐欺と考えてください。
比較的リスクを抑えて安全に投資する方法については、【初心者向け】初めての仮想通貨投資を安心して始められる方法を解説で詳しく解説しています。
③信ぴょう性について情報収集する
投資を検討する際は、銘柄や発行元についての情報収集をしておきましょう。
仮想通貨の発行時にはホワイトペーパーという事業計画書のようなものを公表します。
ホワイトペーパーには以下の項目が記載されています。
- 課題
- 課題の解決法
- 実現までのロードマップ
- 開発体制
- 調達した資金の使い道
このホワイトペーパーを確認し、創業者やプロジェクトの信頼性について吟味しましょう。
また、TwitterなどのSNSでの日頃の発信内容もチェックしておくとより効果的です。
まとめ:仮想通貨のポンジスキームには十分注意しよう
今回は仮想通貨のポンジスキームについて解説してきました。
ここ最近はビットコインの値上がりをきっかけに仮想通貨市場へ参入する投資家が増えています。
そして、そうした新規参入者を狙ったポンジスキームによる被害もいまだに後を絶ちません。
「簡単に儲かる美味しい話はない」ということが理解できれば、まずは仮想通貨投資への事前準備としては十分です。
これから仮想通貨で運用を始めたいという方は、勧誘や高利回りなどの情報に惑わされず、信頼のおけるコインチェックなどの取引所でまずは少額のビットコインを買ってみるのが一番安心な方法です。
まずは少額でリスクを抑えて、仮想通貨のテクノロジーに触れてみましょう。
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