
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- ビットコインとイーサリアムの違い
- ビットコインとイーサリアムは全く別の暗号資産(仮想通貨)
本記事の信頼性
筆者は実際にビットコインやイーサリアムを購入し収益をあげています。
さらに、複数の大手仮想通貨メディアで記事を執筆中であり、その経験をもとにこの記事を作成しています。
「ビットコインとイーサリアムって何が違うんだろう?」
そんな風に思って悩んでいませんか?
実は、暗号資産(仮想通貨)が開発される目的は以下のように様々です。
- 決済手段としての導入
- 決済スピードを速めるため
- ブロックチェーンプラットフォームの独自トークン
今回は暗号資産(仮想通貨)の代表的な2銘柄であるビットコインとイーサリアムについて、その違いを解説していきます。
この記事を読むとビットコインとイーサリアムの違いをしっかりと理解できるようになるはずです。そもそもビットコインとイーサリアムとは何ぞや?という方は先に以下の記事を読んでいただくと、理解しやすいです。
-
-
【初心者向け】ビットコインの基礎知識について解説【利益200万】
続きを見る
-
-
【初心者向け】仮想通貨イーサリアム(ETH)とは?特徴や仕組み・購入方法を解説
続きを見る
もくじ
ビットコインとイーサリアムの違い
ビットコインとイーサリアムの違いを表にまとめると以下のとおり。
ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) | |
役割 | 決済 | プラットフォーム |
コンセンサスアルゴリズム | POW(プルーフ・オブ・ワーク) | POW→POS(プルーフ・オブ・ステーク)へ変更予定 |
ブロック生成時間 | 10分 | 15秒 |
発行上限枚数 | 2,100万枚 | 未定 |
それぞれの項目について解説していきます。
①役割:ビットコイン→「決済」、イーサリアム→「プラットフォーム」
ビットコインとイーサリアムの一番の違いは目的が決済かプラットフォームかの違いです。
ビットコインの特徴
ビットコインは法定通貨(円やドル)に変わる決済手段として活用されるために開発された仮想通貨です。
ビットコインは、金融機関な中央集権的な第三者を仲介することなく、個人間で取引可能であり既に複数の企業や店舗でビットコイン決済が可能になっています。
有名どころだとビックカメラなどですが、病院などでも利用可能なところが出てきています。
>>暗号資産(仮想通貨)は買い物で使える?ビットコインなどの使い方を解説
参考:https://jpbitcoin.com/shops
また、ビットコインはその資産性が認められており、価値が急上昇していることから投資先として一定の地位を確保しています。
ビットコインは「デジタルゴールド」と呼ばれているように、資産としての金と同様に低リスクの資産として認識されている状態です。
イーサリアムの特徴
イーサリアムはビットコインのように通貨名を表しているわけではなく、実はプラットフォームの名称です。
このイーサリアムというプラットフォームで使われる暗号資産(仮想通貨)が販売所で取引しているETH(イーサ)です。
イーサリアムの大きな特徴はスマートコントラクトという機能を実装していること。
スマートコントラクトとは、あらかじめ決められた条件と処理内容をプログラムしておくことで、自動的に処理をする機能のこと。スマートコントラクト機能を活用することで、支払や契約にかかる事務作業を効率化できます。
イーサリアムのプラットフォームは汎用性があるため、最近話題になっているDefiやDEX(分散型取引所)でもイーサリアムのプラットフォーム上で構築されているものが多いです。Defiについては、【大注目】仮想通貨Defiとは?仕組みや稼ぎ方を解説【よくわかる】で詳しく解説しています。
このように同じ仮想通貨取引所で取引されているビットコインとイーサリアムですが、開発の目的や用途が全く異なることがわかります。
②コンセンサスアルゴリズムの違い
コンセンサスアルゴリズムとは「取引を承認する際の方法」のことです。
仮想通貨は銀行のような中央集権的な期間が無いため、取引承認をユーザーの誰かが行っています。
コンセンサスアルゴリズムの方法は複数あり、代表的なものは以下のとおりです。
- POW(プルーフ・オブ・ワーク)
- POS(プルーフ・オブ・ステーク)
- POC(プルーフ・オブ・コンセンサス)
ビットコインのコンセンサスアルゴリズムはPoWと呼ばれている方法です。
これはマイニングをした際に一番早く処理を済ませた人に報酬を与えるというものです。
一方で、イーサリアムは現行ではビットコインと同様のPoWを採用していますがが、今後PoSに変更予定です。
PoSでは保有している通貨量に比例して新たなノードを承認する権利が付与されます。
③ブロック生成時間の違い
ブロックチェーンでは、一定の量の取引データを「ブロック」と呼び、そのブロックがチェーンのようにつながっています。このブロックを作る時間が以下のとおり通貨ごとに異なります。
- ビットコイン:10分
- イーサリアム:15秒
ビットコインのブロック生成時間は10分です。そのためビットコインで送金した場合、次のブロックが生成されるタイミングで送金が完了するため、最低10分以上はかかります。
一方、イーサリアムのブロック生成時間は約15秒程度。ビットコインよりも40倍速く完了するので、取引処理がスムーズであることがイーサリアムの特徴です。
③発行枚数の違い
両者は発行上限枚数についても違いがあります。
- ビットコイン:2,100万枚
- イーサリアム:発行上限なし
ビットコインの発行上限は2,100万枚であり、それ以上発行されることがないためその価値が上昇しています。そのため市場関係者の間でも、ゴールドと同等の価値を持つとの意見が多いですが、その点はまだ不明確です。
イーサリアムは現在発行上限が定められていませんが、今後発行上限が定められる可能性もあるので日頃のニュースをチェックしておきましょう。
ビットコインとイーサリアムは全く別の暗号資産(仮想通貨)
ビットコインとイーサリアムは、仮想通貨取引所では同じように売買できるため、暗号資産(仮想通貨)についての知識が無いと「名前が違うだけかな?」くらいに思ってしまいがちです。
しかし、それぞれの通貨は開発の目的や特徴が異なる全くの別物です。
今回は暗号資産(仮想通貨)の主要銘柄であるビットコインとイーサリアムの2つの違いを解説しましたが、それ以外の通貨も決済スピードを速めるためや、異なるブロックチェーンをつなげるため等、様々な目的で開発されています。
その他の主要な仮想通貨の特徴については、以下で詳しく解説していますのでよかったらご覧ください。
初心者向けのビットコインの始め方・買い方についてはこちらで詳しく解説しています。
-
-
【超簡単】ビットコインの始め方・買い方についてわかりやすく解説
続きを見る
仮想通貨の安全な始め方については、以下の記事で詳しく解説していますので参考にどうぞ。
-
-
【おすすめ】初心者が失敗しない仮想通貨投資の方法【3つある】
続きを見る
※当サイトで使用する「仮想通貨」とは「暗号資産」を指しています。