こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- NFTとは
- NFTは意味ないと言われる理由
- NFTは意味ないと考えるのは誤り
- NFTの購入方法
- 売れないNFTは意味ないかも
- NFTに関するよくある質問
本記事の信頼性
筆者は実際にNFTアートを出品し、完売させています。その経験を基に本記事を執筆しています。
最近「NFT」が大きな注目を集めており、TwitterなどのアイコンにNFTを設定する人が急増しています。
こうした中、「自分もNFTを始めてみたい」と考えている方が増えています。
ですが、「NFTは意味ない」という意見もあり、「NFTを買っても損しちゃうのかな?」と心配になりますよね。
そこで今回は実際にNFTコレクションを運営している僕が、NFTは意味ないと言われる理由を解説します。
NFTには大いに意味がある点も併せて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、NFTアートを始めるには仮想通貨取引所の口座が必須です。まだ持っていない人はコインチェックで口座開設をしておきましょう。
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NFTとは
NFTとは(Non-Fungible Token)の略で、「複製不能なデジタルデータ」のこと。暗号資産(仮想通貨)と同様にブロックチェーンを使って発行・取引されます。
従来のデジタルデータは簡単にコピーができるため、資産価値はほぼありませんでした。
しかし、ブロックチェーンの仕組みを活用することでコピーや改ざんが困難となり、デジタルデータそのものに価値を持たせることが可能になりました。
ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が価格を上げているのはこの仕組みのためです。
NFTを活用できる分野は幅広く、デジタルアートはもちろん、スポーツや音楽でもすでに導入の動きが見られています。
今後もあらゆる分野でNFTの導入が進むと見られており、暗号資産(仮想通貨)のNFT銘柄やNFT売買のプラットフォームなどの需要が増える見込みです。
NFT関連銘柄については、【将来有望】NFT関連のおすすめ仮想通貨5選!取引所も紹介で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
NFTは意味ないと言われる理由
NFTは意味ないと言われる理由は以下のとおり。
- 法的整備が整っていない
- 手数料が割高
- 価値が低下する可能性がある
- 流通性が低い
- コピーできる
それぞれ解説します。
①法的整備が整っていない
NFTは2021年ごろから普及し始めたため、まだ法的整備が整っていません。
実際に偽物のNFTアートが安い価格で売られているのを目にすることもあります。
著作権や保有者の権利が曖昧な部分もあり、今後その点を巡って法的論争となる可能性があります。
一方、NFTに関する法律や規則が整備されることで、NFTを利用する上での信頼性が向上します。
②手数料が割高
NFTはガス代と呼ばれる手数料が割高になる傾向があります。
-
【保存版】OpenSeaでガス代が発生する取引まとめ【安くする方法アリ】
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なぜなら、NFT取引は手数料が高騰しているイーサリアムを使うことが多いからです。
polygonなどの手数料が安いチェーンもありますが、マーケットがイーサリアムよりも小さいという欠点があります。
今後NFTがさらに盛り上がっていくようなら、手数料はさらに上がる可能性があります。
そのため、NFT購入時には作品代だけではなく手数料にも注意するようにしましょう。
③価値が低下する可能性がある
NFTの価格は仮想通貨がベースなので、価値が低下する可能性があります。
NFTはまだ新興市場であり、ちょっとしたきっかけで価格が乱高下する傾向にあります。
例えば10,000円で買ったNFTが翌日には5,000円になっていることも十分に起こり得ます。
また、転売目的で買ったものの新たな買い手が見つからない場合もあるので注意が必要です。
-
NFT転売のやり方を徹底解説!転売を成功させるコツも紹介
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④流通性が低い
NFTは一般的な通貨や資産と異なり、取引所やプラットフォームでの取引が限られているため、流通性が低いことが挙げられます。
NFTは現金のように一般的な商品やサービスと交換することができないため、多くの人々が利用していないため、流通性の低さを招いています。
こうした理由から意味が無いと言われる要因となっています。
しかし、今後大手取引所やプラットフォームがNFTを取り扱うようになったり、NFTを求める需要が高まった場合には、流通性は上昇する可能性があります。
NFTの流通性が上昇すれば、NFTを持っている人はそれを活用することができ、NFTを求める人は購入することができるようになり、市場は活性化することが期待されます。
⑤コピーできる
NFTは右クリックでコピー可能です。
NFTアートの作成者や所有者の履歴はブロックチェーンに記録されており、偽造不可能ですが、ぱっと見は同じなのでNFTに価値は無いと考える人も多いです。
ブロックチェーンの利便性に疑問を持つ人にとってはNFTアートは単なる画像としか認識されてないケースも多いです。
コピーしたNFTじたいには価値はありませんが、ぱっと見が同じなのでそこが微妙に思う人も多いのかもしれません。
NFTは意味ないと考えるのは誤り
ただ、正直なところNFTは意味ないと考えるのは誤りかなと思います。
理由は以下のとおり。
- 世界に一つしかない
- 偽造不可能
- 相互運用性
順番に解説します。
①世界に一つしかない
NFTは世界に一つしかない「一点もの」をブロックチェーン技術により担保しています。
-
【ゼロから学ぶ】仮想通貨でよく聞く「ブロックチェーン」とは?仕組みやメリットを解説
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これまで「1点モノの価値」といえば絵画や骨とう品など実際に存在するモノに限られており、この価値を証明できる仕組みがありませんでした。
しかしNFTによって形のないデジタルデータにも価値を持たせることが可能になったのです。
そのためNFT作品はその希少性から価値が高騰する傾向にあり、将来の売却益を見込んで今からNFTを購入する人が増えていて、僕もその一人です。
@oishipon_NFT さんの Shhh! #48 を購入しました!
— ふぁふぁ| CryptomanNFT (@fafa0911) February 8, 2022
めちゃ可愛いです😊
自分もこんなコレクションを作りたいですね😍 pic.twitter.com/W5hhc3IJBk
実際にTwitterアイコンにNFTを設定する人が増えてるので、NFTに価値を見出す人が増えていることの証明かと。
>>NFTアイコンとは?メリット・デメリット、おすすめコレクションについて解説
②偽造不可能
NFTはデジタルコンテンツと所有者をブロックチェーン技術で一致させるため、偽造することができません。
ブロックチェーンに取引履歴が全て記録されているため、どれがオリジナル作品なのか、誰が所有者なのかが一目瞭然だからです。
偽造不可能な点もNFTの希少性を高める要因のひとつとなっています。
③相互運用性
NFTは作成された時点から、複数のウォレットやマーケットプレイス上で売買など取引が可能になります。
-
【徹底比較】おすすめNFTマーケットプレイス5選!選び方のコツも紹介
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これはNFTの仕様に共通の規格が用いられているためです。例えるなら作品を作るためのフォーマットが決められているようなものです。
この規格に則って作成されていれば、どのNFTも他サービス内で取り扱うことができます。
分かりやすい例でいうと、ポケモンをドラクエの世界で飼育したり、マインクラフトの世界にマリオを登場させるといったようなことが可能になります。
NFTの購入方法
NFTには意味があることが理解できたら、早速NFTを始めてみましょう。
始め方は以下のとおり。
- コインチェックに登録
- イーサリアムを購入
- MetaMaskを導入
- イーサリアムをMetaMaskへ送金
- Openseaに登録
- 好きなNFTを購入
順番に説明します。
①コインチェックに登録
NFTを始める最初のステップとして、コインチェックで口座開設をしましょう。
NFT売買の手数料に必要となるイーサリアムを購入するためです。
まず、以下のリンクからコインチェックにアクセスします。
トップページの「口座開設(無料)はこちら」から登録できます。
本人確認書類などを登録して、審査が完了したら仮想通貨の取引が開始できます。
②イーサリアムを購入
登録が完了したら、NFT売買で使われる仮想通貨であるイーサリアム(ETH)を購入しましょう。
イーサリアムを購入するためには、まずはコインチェックに日本円を入金します。
ホーム画面の「日本円を入金」から日本円を入金できます。
入金方法には「銀行振り込み」、「コンビニ入金」、「クイック入金」の3つから選択可能です。
コインチェックに日本円が入金できたらホーム画面の「販売所(購入)」にてイーサリアムを選択して日本円で購入します。
③MetaMaskを導入
NFT売買でイーサリアムを使用するには、MetaMask(メタマスク)に購入したイーサリアムを送る必要があります。
MetaMaskとは、ネット上で利用できるイーサリアム系の仮想通貨ウォレットです。
MetaMaskを使うことで、簡単に仮想通貨の送金や受け取りが可能です。
ブラウザの拡張機能を使うのであれば、GoogleChromeの使用をおすすめします。
GoogleChromeでMetaMaskは以下のようにインストールしましょう。
「Chrome」→「環境設定」→「拡張機能」→「Chromeウェブストア」と進み、Chromeウェブストアで「MetaMask」と検索します。
表示されたMetaMaskをインストールして、「新しいウォレットを追加する」を選択して、ウォレットを作成します。
その後、説明にしたがって必要項目を記入していきます。
登録が完了すれば、MetaMaskの導入は完了です。
④イーサリアムをMetaMaskへ送金
コインチェックで購入したイーサリアムをMetaMaskに送金しましょう。
まずは作成したMetaMaskを開き、「0x」から始まるアドレスをコピーしてください。
この時、ネットワークはイーサリアムメインネットを選択します。
デフォルトではイーサリアムメインネットが設定されていますが、ネットワークを間違えると送金した仮想通貨が戻ってこないこともあるので、ここには特に注意しましょう。
コインチェックで「暗号資産の送金」から「Ethereumを送る」選択し、「送金先リストの編集」を選択します。
「新規ラベル」には「myMetaMask」など、自分のMetaMask宛に送ることがわかる名前をつけて、「新規宛先」にMetaMaskのコピーしたアドレスをペーストします。
送りたいイーサリアムの金額を記入して、「送金する」を押せば送金完了です。
イーサリアムの送金には2分〜5分かかりますので、しばらく待ってMetaMaskにイーサリアムが入金されたことを確認しましょう。
⑤Openseaに登録
次に、OpenSeaに登録する手順を説明します。
OpenSeaの公式サイトにアクセスしたら、画面右上のアカウントマークを選択しましょう。
そこから「Setting」を選択すると、OpenSeaと紐付けるウォレットを選ぶ画面が表示されます。
先ほどMetaMaskのウォレットを作成したので、MetaMaskを選択しましょう。
すると「署名の要求」というポップアップウィンドウが表示されるので、「署名」を選択します。
これでOpenSeaとMetaMaskの紐付けが完了しました。
再度画面右上のアカウントマークを選択して「Setting」を選択します。
すると、「Profile Setting」ページが表示されるので、必要な箇所を入力しましょう。
最低限であれば、「Username」と「Email Adress」のみで結構です。
入力が完了したら「Save」を選択すると、入力したメールアドレスにメールが送られてくるので、メールを開いて「VERIFY MY EMAIL」をクリックしてください。
これでメール認証も完了したことになります。
以上でOpenSeaの登録が完了したので、NFTの購入と販売ができるようになりました。
⑥好きなNFTを購入
購入したいNFTのOpenseaページにアクセスし、好きなNFTを選んで「Buy now」で購入できます。
以上がNFT購入の一連の流れです。この手順を参考にしつつ進めてみてください。
売れないNFTは意味ないかも
NFTには将来性があるのは間違いないんですが、ぶっちゃけ売れないNFTは意味ないかもです。
現在のNFTコレクターはおもに転売目的なので、転売できないNFTは残念なことに無価値なゴミと考えられています。
NFTアートが売れない理由は主に以下の5つに集約されます。
- 認知度不足
- トレンドを抑えていない
- SNS等で宣伝していない
- 価格が高い
- 二次流通が期待できない
順番に解説します。
①認知度不足
そもそも単なる一般人が作ったNFTアートは、その存在自体が知られていないのでまず売れません。
あなたがNFTアートを販売している事実を知っている人が少ないので、そもそも購入される確率が極めて低いのです。
例えばラーメン屋を開いたとして、そのお店のことを誰もしらなければお客様は来ませんよね。
そのため、まずはあなたのNFTアートを世の中の人に知ってもらうことが先決となります。
ブログやSNS等を通じて積極的に自分のNFTアートの存在を発信し、認知度を高めていきましょう。
②トレンドを抑えていない
単純に自分が作りたいものをNFTアートにしてしても、残念ながら売れないでしょう。
なぜなら、NFTアートにもトレンドがあり売れやすいNFTアートが存在するからです。
現在売れているNFTアートの特徴としては以下の点が挙げられます。
- ドット絵
- かわいい女の子
- SNS等のアイコンにしやすい
- ジェネラティブ
こうしたトレンドを抑えずに、リアルな子猫の絵をNFTにしてもおそらく売れないでしょう。
なので、まずは自分のNFTアートがこうしたトレンドに沿っているかどうかを確認することが重要です。
良く売れているNFTアートを観察し、売れているポイントを自分の作品にうまく取り入れましょう。
以下の記事でNFTがなぜ売れるのかを解説しているので、売れる理由もしっかりと押さえておきましょう。
>>NFTはなぜ売れる?売れる理由や売れるもの、売るコツを徹底解説
③SNS等で宣伝していない
NFTアートが売る場合にはブログ・Twitter・YouTubeといったSNS等での宣伝が必須となります。
先述のとおり自分のコレクションが認知されなければそもそも売れないからです。
しかし積極的に宣伝することへの遠慮から、宣伝がおろそかになっているケースがほとんどです。
SNS等で何度も自分のコレクションを露出させることで、徐々にあなたのコレクションが認識されていき、そのうちに購入してくれる人が現れます。
これは単純接触効果と言って、人はいつも目にするものに好感を抱くためです。
逆に言うと中途半端な宣伝で終わっていては、売れる可能性が極めて低いと言えます。
自分自身が宣伝マンとなり自分のNFTアートをしっかりと売り込んでいきましょう。
④価格が高い
その他よくある失敗として、価格が高すぎることが挙げられます。
0.1ETH(4万円)くらいの価格設定にして一個も売れてないコレクションなどを見かけます。
こうなると高いだけで人気の無いコレクションに見えてしまって、買う気にならないんですよね。
なので、最初は0.001ETH~0.01ETH(400円~4,000円)くらいに設定しておいて、誰でも気軽に買えるようにしておくと良いかと。
まずは出品した分を確実に売っていき、売れているコレクションとして確立することが先決。
ある程度売れるようになってから、徐々に値上げしていくのがコツです。
この辺については、僕が実際にNFTアートを完売させた経験を踏まえて今話題のNFTアートを販売してみたら全部売れた件【売るコツも紹介】で解説しています。
-
NFTアートを販売してみた!販売する際にやったこと、売るコツを徹底解説
続きを見る
よかったら参考にしてください。
⑤二次流通が期待できない
二次流通が期待できない場合も売れない原因となります。
なぜなら、現在のNFTコレクターの大半は転売で利益を得るためにNFTを購入しているからです。
そのため、転売で利益が得られなさそうなNFTはどれだけクオリティが高くても売れません。
その代わり、利益が出そうなNFTは微妙な出来でもバンバン売れるということになります。
二次流通を促すにはロードマップでコレクションの運営計画を示したり、ホルダー特典などを付与するなどの工夫が必要になってきます。
NFTに関するよくある質問
最後にNFTに関するよくある質問に答えます。
- NFTを買ってどうするの?
- NFTはコピーできるの?
- NFTはバブル崩壊しないの?
順番に答えます。
①NFTを買ってどうするの?
NFTを購入すると様々な用途に使えます。
NFTの使い道は以下のとおり。
- コレクションする
- メタバースに展示する
- SNSアイコンにする
- メタバースアイコンにする
- 転売して利益を得る
- コミュニティに参加する
- 融資の担保にする
こんな感じで観賞用やアイコン、さらには投資手段としてNFTが利用可能です。
現在は主にNFTを転売して利益を得る目的で保有している人が大半です。
NFTを転売するコツについては、【保存版】NFT転売のやり方を徹底解説!転売を成功させるコツも紹介で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
②NFTはコピーできるの?
NFTはコピー可能です。
NFTの画像などを右クリックでコピーできてしまいます。
ただ、コピーしたものを販売したとしてもブロックチェーンに記録された情報により即座にコピーと判別可能。
自分がNFTを購入する際にはこのような偽物を購入しないよう、注意が必要です。
③NFTはバブル崩壊しないの?
いつかはNFTバブルが崩壊する可能性があります。
今後、NFTに関する税制や法規制が進むことにより、投資手段としての旨味がなくなれば需要は落ち込むはずです。
ただ、現在かなりの分野でNFTが導入されているため、個人的にはそこまで急速に廃れることはないのかなと思っています。
まとめ
今回はNFTは意味ないと言われる理由について解説してきました。
結論、NFTは意味ないと考えるのは誤りであり、今後さらに普及していくと考えられています。
NFTはまだ発展途上で一部の敏感な人が購入している状況であり、今のうちに参入しておくと先行者利益を得られる可能性が高いです。
ただ、残念ながらこの記事を読んだ100人のうち97人は何の行動もしません。
なお、NFTを始める際はイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になります。
NFTに興味がある方は、アプリが使いやすいコインチェックで口座を無料開設してイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)を購入しておきましょう。
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