こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- そもそもNFTとは?
- NFTの問題点7つとその理由
- NFTは問題点はあるが危険ではない
本記事の信頼性
筆者は実際にNFTアートを出品し、完売させて収益を得ています。その経験を基に本記事を執筆しています。
最近NFTがバブルのような盛り上がりを見せており、NFTの高額取引がニュースで報じられることも増えてきました。
こうした盛り上がりを見て「自分もNFTを買ってみたいけど、なんか怖い…」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実際にNFTアートを売買している僕が、NFTの問題点とその理由についてわかりやすく解説します。
この記事を読むとNFTの問題点をしっかりと把握した上で、取引ができるようになります。
なお、NFTを売買するにはイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になるので、あらかじめコインチェックで購入しておきましょう。
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もくじ
そもそもNFTとは?
NFTとは「Non−Fungible Token」の頭文字をとった言葉で、「代替不可能なトークン」を意味する言葉です。
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代替不可能であることは、ネット上で唯一無二の存在になりえるということです。
今まではネット上に画像や動画の作品をアップロードすると、それがたとえ有料であったとしても、たちまちネット上に複製、拡散されてしまい、クリエイターに利益が入らないという問題がありました。
その問題を解決するために、ブロックチェーンの技術を使い、デジタルコンテンツをNFTアートにしてネット上で唯一無二の存在にします。
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【ゼロから学ぶ】仮想通貨でよく聞く「ブロックチェーン」とは?仕組みやメリットを解説
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そうすることにより、デジタルコンテンツが簡単に複製できなくなり、クリエイターの権利を守ることができます。
またクリエイターを守る為だけではなく、NFTとアートが融合したことで、コンテンツの希少性とオリジナル作品であるという信頼性が確立され、新しい価値が創造されています。
NFTの問題点7つとその理由
それでは、NFTの問題点とその理由を解説していきます。
NFTの問題点は以下の7つ。
- 盗作が多い
- 人気を自作自演できる
- 発行者がマーケットの場合がある
- マネーロンダリングに使用される可能性
- 唯一性を保証できない
- ガス代の高騰
- ねずみ講との指摘
それぞれ解説します。
①盗作が多い
NFTは盗作は多いことが問題視されています。
電子データであれば基本的には何でもNFT化できるので、違法コピーしたイラストなども容易にNFTとして販売できてしまいます。
有名なCryptoPunksをコピーして安価なNFTとして販売しているケースも多数あるので、発行者を確認して真贋を見極める必要があります。
>>NFTのCryptoPunks(クリプトパンクス)とは?特徴や将来性、買い方を徹底解説
見た目上は全く同一の作品になるので、うっかり盗作のNFTを購入しないように注意が必要です。
②人気を自作自演できる
NFTは人気を自作自演することも可能です。
例えば、友人知人などに購入してもらったり、自分で複数のウォレットを作成し自分で購入し「売れている」ように見せられます。
そのため、実際には人気が無いにも関わらず人気作品のようにアピールし、売上につなげることができてしまいます。
価値の無い作品をうっかり購入してしまわないように、そのコレクションの購入者が偏っていないかなどを確認するといいでしょう。
③発行者がマーケットの場合がある
NFTのブロックチェーン上の発行者はマーケットプレイスになる場合があります。
例えば、Openseaの場合だと発行者がOpenseaになるということです。
>>OpenSea(オープンシー)とは?使い方・購入方法・出品方法を解説!
こうなると仮にOpenseaに問題が起きたときに、そのNFTデータが消失するなどのリスクがあります。
ですが、IPFSというマーケットプレイスに依存しない独自コントラクトでNFTを作成する方法もあるので、心配であればこの方法で作成するといいでしょう。
④マネーロンダリングに使用される可能性
NFTは法整備が整っていないため、マネーロンダリングに使用される可能性が指摘されています。
NFTは世界中にほぼ瞬時に送金できるため、不正な犯罪収益の洗浄目的で利用されやすい傾向にあります。
ブロックチェーンは全ての取引が記録されるので、改ざんなどは難しいですが不正を100%防ぐことは困難です。
ブロックチェーン上の不正を検知するためのプログラムなどもありますが、運営元がきちんとしたマーケットプレイスを使うようにしてください。
⑤唯一性を保証できない
NFTは唯一無二のデータですが、場合によっては唯一性を保証できないケースがあります。
例えば、同じイラストをNFTにしてOpenseaとRaribleという異なるマーケットプレイスで販売することが可能です。
データ上はそれぞれ異なるNFTですが、見た目は同一のイラストなので「世界にひとつ」とも言い切れない面が出てきます。
このように「世界にひとつ」をうたいながら、複数出品ができる点も問題視されています。
⑥ガス代の高騰
NFT取引時には、ガス代と呼ばれる手数料が発生します。
ガス代はブロックチェーンを利用するための手数料のようなものであり、イーサリアムなどのブロックチェーンによって金額が異なります。
ガス代の高騰は、NFT取引において問題となる要素の一つです。
ガス代を節約するためには、NFT取引のタイミングやガス代の上限を設定することが有効です。
特にイーサリアムなどの人気のある仮想通貨では、ガス代の高騰の可能性が高いため、事前に別の仮想通貨での売買が可能かを確認しておくのがおすすめです。
⑦ねずみ講との指摘
NFTはねずみ講と指摘している意見もあります。
自身が制作したNFTアートが再販売されるたびに一定の割合(例えば10%)の利益を得られます。
NFTアートが繰り返し売買される度にクリエイターが利益を得られるというこのシステムは、一見、ねずみ講のようにも思えます。
しかし、現在の法律の枠組みでは、NFTの取引はねずみ講とは認定されていません。
この独特のビジネスモデルがNFTクリエイターの新たな収益源となり、デジタルアートの世界をさらに豊かにしていることは間違いありません。
ですが、その全てが全ての人にとって良いとは限らないので、この新しい流れに参加する際には十分な理解と注意が必要です。
NFTとねずみ講の関係については、NFTはネズミ講と言われる理由を徹底解説【結論:逆に将来性アリ】で詳しく解説しているので併せてご覧ください。
NFTは問題点はあるが徐々に解消される見込み
先述のとおりNFTは問題点はありますが、今後法整備などが整っていけばある程度は解消されていくはずです。
人気の自作自演などはNFTに限らずあらゆるビジネスで行われており、NFTの唯一性なども出品者のアカウント情報や、SNSでの発信内容等である程度確認できます。
新しい技術に対しては、最初は批判が多くなるものです。「NFTは無価値で危険」と思っている人は実はNFTを良くわかってない場合がほとんどです。
何事も必ずメリットとデメリットの両方が存在するので、デメリットに目を向けてNFTを始めないのは機会損失と言えるでしょう。
まとめ:問題点はあるがNFTは今後さらに普及する
以上、NFTの問題点とその理由について解説してきました。
NFTは問題点もありますが、現在バブルであり海外コレクターの間では日本のNFTが大人気となっています。
>>【保存版】NFTバブルを利用して稼ぐ方法【成功させるコツも紹介】
少しでもNFTに興味があるのなら迷っている時間がもったいないので、この大きなチャンスを逃さないようにサクッとNFTを始めてみると良いかと。
なお、NFTを売買する際には主にイーサリアムが必要になるので、コインチェックで口座を開設してNFT購入用のイーサリアムを買っておきましょう。
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