こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- NFTの概要
- NFTの特徴
- NFTを始める際の初期費用
- NFTの始め方
- NFTの購入方法
- NFTの出品方法
- NFTアートの作り方
- NFTで売れるもの
- NFTを売るコツ
- NFTを売買できるプラットフォーム
本記事の信頼性
筆者は実際に2017年から20種類ほどの暗号資産(仮想通貨)を運用し、収益をあげています。さらにNFTアート作品を作成しており、その経験を基に本記事を執筆しています。
最近NFTが話題を集めており、TVやネットのニュースでも頻繁に取り上げられるようになってきました。
中でも、小学3年生の作った夏休みの自由研究がNFTアートとして約380万円で落札されたことで、NFTに多くの注目が集まっています。
【メディア掲載】
— Emi 🧟♀️,🧟 (Zombie Zoo Mom) (@emikusano) September 9, 2021
BUSINESS INSIDERの記事公開されました。
息子の夏休み研究NFTについて取材していただきました。息子が初めて稼いだお金。激動の二週間…!
【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか| https://t.co/cuiWGcMVp3 via @BIJapan #NFTアート
こうしたニュースを受けて、「自分もNFTを始めて儲けてみたい」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、NFTの始め方や購入・販売方法などについてわかりやすく解説します。
この記事を読むとNFT売買を始めることができるので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、NFTを入手するにはイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になるので、あらかじめコインチェックで購入しておきましょう。
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もくじ
NFTの概要
NFTとは「Non−Fungible Token」の頭文字であり、「代替不可能なトークン」を意味する言葉です。
-
NFTとは?概要や特徴、暗号資産との違い・購入方法などを解説
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代替不可能、すなわち世界にひとつしかないことが証明された電子データということです。
従来はネット上にコンテンツをアップロードすると即座にコピーされてしまい、オリジナルであることを証明することは困難でした。
その問題を解決するために、ブロックチェーンを活用しデジタルコンテンツをNFTにして世界に一つだけのデータにします。
-
【ゼロから学ぶ】仮想通貨でよく聞く「ブロックチェーン」とは?仕組みやメリットを解説
続きを見る
こうすることで、デジタルコンテンツのコピーが困難になり、デジタルコンテンツの価値とクリエイターの権利を守ることができます。
また、NFTは唯一無二という希少性から価格が高騰しやすいため、転売で利益を得るための投資対象としても注目されています。
既にTwitter等ではアイコンにNFTを設定することが当たり前になっており、今後NFTを購入するユーザーがさらに増えそうです。
NFTの特徴
NFTの特徴は以下の通りです。
- 唯一無二の存在
- 情報の記録が可能
- 誰でも購入、販売が可能
- ロイヤリティが設定できる
順番に解説します。
①唯一無二の存在
NFTはブロックチェーン技術を使って成立しています。
これまでデジタル作品は無限に複製可能だったが、ブロックチェーン技術により、「唯一無二」としての公な認証が可能になった。そしてこうした「NFT資産」を巡って、いま巨額の取引が活発に行われている。 pic.twitter.com/wVoy19L5Me
— ロイター (@ReutersJapan) March 12, 2021
ブロックチェーンは情報の改ざんが難しいという特徴を持っています。
そのため、そのNFTが本物であることを証明することができます。
このブロックチェーン上の情報が、NFTをネット上で唯一無二のものにしています。
②情報の記録が可能
NFTはブロックチェーンの技術を利用しているため、所有者情報を正確に記録できます。
そのため、その作品をいつ・だれが所有していたかを正確に把握することが可能です。
従来の芸術作品でも有名人が所有していたとされるものはありましたが、それを明確に証明できる作品はわずかでした。
NFTなら、以前誰が所有していたかが明確に記録されているため、販売者もわざわざそれを証明する必要がありません。
③誰でも購入、販売が可能
NFTアートは誰でも購入、販売が可能です。
取引に際しての条件や制限は無いことが特徴です。
先述のように小学生でも自分の作品をNFTとして販売することができます。
④ロイヤリティが設定できる
クリエイターがNFTを販売する際にロイヤリティを自由に設定できます。
ロイヤリティとは、作品が転売された際に(二次流通)、クリエイターにあらかじめ設定した報酬が入る仕組みのことです。
今までのアート作品では販売時のみにクリエイターに報酬が支払われ、その後の転売時にはクリエイターには一銭も支払われませんでした。
NFTにロイヤリティが設定されることで転売の度にロイヤリティが支払われるので、クリエイターはより適正な報酬を得ることができます。
この仕組みによりクリエイターがより制作に専念できるようになります。
NFTを始める際の初期費用
NFTを始める際の初期費用について説明します。
- NFTを購入する時の初期費用
- NFTを販売する時の初期費用
- NFTを転売する時の初期費用
①NFTを購入する時の初期費用
NFTを購入する時の初期費用は5,000~20,000円程度です。内訳としては以下のとおり。
- 取引所からメタマスクへの送金(2,000~3,000円)
- NFT本体の価格(1,000~10,000円)
- NFT購入時のガス代(2,000~8,000円)
①取引所からメタマスクへの送金
NFT購入のためには取引所からMetamaskなどのウォレットへ仮想通貨を送金する必要があります。
NFT売買ではイーサリアムがよく使われており、イーサリアムの送金手数料として0.005ETH(約3,000円)程度必要です。
Metamaskの使い方については、MetaMask(メタマスク)とは?使い方や入金・出金方法、各種ネットワーク設定を徹底解説!で詳しく解説しているので参考にしてください。
②NFT本体の価格
NFT本体の価格が1,000~10,000円程度かかります。
NFT作品によって価格にばらつきがありますが、安いものは1,000円ほどで購入することができます。
僕が手掛けるCryptomanNFTも初期は0.001ETH(400円)で購入可能で、一時流通は完売しました。
最初はお試しで3,000円以内のNFTを購入してみるといいでしょう。
②NFTを販売する時の初期費用
NFTを販売する時の初期費用は10,000円~20,000円程度です。内訳は以下のとおり。
- 取引所からメタマスクへの送金(2,000~3,000円)
- 初回出品のガス代(5,000円~15,000円)
- 売上手数料(300~1,000円)
①取引所からメタマスクへの送金
NFT販売のためには取引所からMetamaskなどのウォレットへ仮想通貨を送金する必要があります。
NFT売買ではイーサリアムがよく使われており、イーサリアムの送金手数料として0.005ETH(約3,000円)程度必要です。
②初回出品のガス代
NFTの初回出品時のガス代として、5,000円~15,000円ほどかかります。
このガス代は初回出品時にしかかからないので、2回目以降の出品時にはガス代は不要です。
③売上手数料
Opneseaを使う場合、NFTが売れた際の売上手数料として2.5%の手数料がかかります。
もし10,000円のNFTが売れたら、250円の手数料が差し引かれます。
売上手数料については、マーケットプレイスによっても違うので自分が使いたいマーケットプレイスの手数料を確認しておきましょう。
③NFTを転売する時の初期費用
NFTを転売する時の初期費用は10,000円~20,000円程度です。基本的には販売時とほぼ同じで内訳は以下のとおり。
- 取引所からメタマスクへの送金(2,000~3,000円)
- NFT本体の価格(1,000~15,000円)
- 売上手数料(300~1,000円)
①取引所からメタマスクへの送金
NFT転売のためには取引所からMetamaskなどのウォレットへ仮想通貨を送金する必要があります。
NFT売買ではイーサリアムがよく使われており、イーサリアムの送金手数料として0.005ETH(約3,000円)程度必要です。
②NFT購入代金
NFT本体の価格が1,000~15,000円程度かかります。
NFT作品によって価格にばらつきがありますが、安いものは1,000円ほどで購入することができます。
③売上手数料
Opneseaを使う場合、NFTが売れた際の売上手数料として2.5%の手数料がかかります。
もし10,000円のNFTが売れたら、250円の手数料が差し引かれます。
売上手数料については、マーケットプレイスによっても違うので自分が使いたいマーケットプレイスの手数料を確認しておきましょう。
おすすめマーケットプレイスについては、【徹底比較】おすすめNFTマーケットプレイス5選!選び方のコツも紹介で紹介しています。
NFT転売のコツについては、【2022年】NFT転売のやり方を徹底解説!転売を成功させるコツも紹介で詳しく解説しているのでよかったらどうぞ。
こんな感じでNFT売買には各種手数料がかかりますが、何十万もかかるわけではないので、誰でも気軽に始めることができます。
NFTの始め方
それでは、NFTの始め方を具体的に解説していきます。
NFTの始め方の具体的手順は以下のとおり。
- コインチェックに登録
- イーサリアムを購入
- MetaMaskを導入
- イーサリアムをMetaMaskへ送金
- NFTマーケットプレイスに登録
①コインチェックに登録
NFTを始める最初のステップとして、コインチェックで口座開設をしましょう。
NFT売買の手数料に必要となるイーサリアムを購入するためです。
まず、以下のリンクからコインチェック公式サイトにアクセスします。
コインチェックでは簡単に口座を開設できるので、トップページの「口座開設(無料)はこちら」から登録できます。
本人確認書類などを登録して、審査が完了したら仮想通貨の取引が開始できます。
②イーサリアムを購入
登録が完了したら、NFT売買で使われる仮想通貨であるイーサリアム(ETH)を購入しましょう。
イーサリアムを購入するためには、まずはコインチェックに日本円を入金します。
ホーム画面の「日本円を入金」から日本円を入金できます。
入金方法には「銀行振り込み」、「コンビニ入金」、「クイック入金」の3つから選択可能です。
コインチェックに日本円が入金できたらホーム画面の「販売所(購入)」にてイーサリアムを選択して日本円で購入します。
③MetaMaskを導入
NFT売買でイーサリアムを使用するには、MetaMask(メタマスク)に購入したイーサリアムを送る必要があります。
MetaMaskとは、ネット上で利用できるイーサリアム系の仮想通貨ウォレットです。
MetaMaskを使うことで、簡単に仮想通貨の送金や受け取りが可能です。
ブラウザの拡張機能を使うのであれば、GoogleChromeの使用をおすすめします。
GoogleChromeでMetaMaskは以下のようにインストールしましょう。
「Chrome」→「環境設定」→「拡張機能」→「Chromeウェブストア」と進み、
Chromeウェブストアで「MetaMask」と検索します。
表示されたMetaMaskをインストールして、「新しいウォレットを追加する」を選択して、ウォレットを作成します。
その後、説明にしたがって必要項目を記入していきます。
登録が完了すれば、MetaMaskの導入は完了です。
④イーサリアムをMetaMaskへ送金
コインチェックで購入したイーサリアムをMetaMaskに送金しましょう。
まずは作成したMetaMaskを開き、「0x」から始まるアドレスをコピーしてください。
この時、ネットワークはイーサリアムメインネットを選択します。
デフォルトではイーサリアムメインネットが設定されていますが、
ネットワークを間違えると送金した仮想通貨が戻ってこないこともあるので、ここには特に注意しましょう。
コインチェックで「暗号資産の送金」から「Ethereumを送る」選択し、「送金先リストの編集」を選択します。
「新規ラベル」には「myMetaMask」など、自分のMetaMask宛に送ることがわかる名前をつけて、「新規宛先」にMetaMaskのコピーしたアドレスをペーストします。
送りたいイーサリアムの金額を記入して、「送金する」を押せば送金完了です。
イーサリアムの送金には2分〜5分かかりますので、しばらく待ってMetaMaskにイーサリアムが入金されたことを確認しましょう。
⑤NFTマーケットプレイスに登録
次に、使いたいNFTマーケットプレイスに登録します。
ここでは、最も人気のあるOpenSeaに登録する手順を説明します。
OpenSeaの公式サイトにアクセスしたら、画面右上のアカウントマークを選択しましょう。
そこから「Setting」を選択すると、OpenSeaと紐付けるウォレットを選ぶ画面が表示されます。
先ほどMetaMaskのウォレットを作成したので、MetaMaskを選択しましょう。
すると「署名の要求」というポップアップウィンドウが表示されるので、「署名」を選択します。
これでOpenSeaとMetaMaskの紐付けが完了しました。
再度画面右上のアカウントマークを選択して「Setting」を選択します。
すると、「Profile Setting」ページが表示されるので、必要な箇所を入力しましょう。
最低限であれば、「Username」と「Email Adress」のみで結構です。
入力が完了したら「Save」を選択すると、入力したメールアドレスにメールが送られてくるので、メールを開いて「VERIFY MY EMAIL」をクリックしてください。
これでメール認証も完了したことになります。
以上でOpenSeaの登録が完了したので、NFTの購入と販売ができるようになりました。
NFTの購入方法
続いて、OpenseaでNFTを購入する方法を説明していきます。
- 購入したいNFTを検索
- メタマスクに保有しているイーサリアムで支払いを行う
- WETHで取引する場合もある
①購入したいNFTを検索
まずは、OpenSeaのトップページから「Explore」を選択します。
すると、出品されているNFTの一覧が表示されるので、好きなNFTを選びましょう。
画面上部の検索バーから特定のNFTを検索ができます。
またジャンル分けもされているので、もしNFT Musicが欲しい場合は、「Music」を選択しましょう。
②メタマスクに保有しているイーサリアムで支払いを行う
欲しいNFTが決まったら、商品ページに移動して支払いをします。
表示されている価格で購入する場合は「Buy now」を選択しましょう。
表示されるポップアップウインドウのチェックボックスにチェックを入れ、「Confirm Checkout」を選択します。
これで購入が完了しました。
アカウントページでNFTが自分のものになっているか確認しましょう。
NFTはウォレットに登録されるので、MetaMaskでも確認が可能です。
ちなみに、購入する際にはイーサリアムで支払いを行うための手数料(ガス代)が必要なので、
表示されている価格とガス代を足した金額が合計支払い金額です。
③WETHで取引する場合もある
NFTを購入しようとしたら、イーサリアムのマークが赤く表示されている場合があります。
その際は、ETHではなく、WETHで支払う必要があります。
WETHはラッピングされたイーサリアムという意味で、簡単に説明すると、ERC-20の規格に準拠したイーサリアムと同価値のトークンです。
WETHで支払うメリットとしては、普通にイーサリアムで支払いを行うより支払い手数料が安くなります。
赤いイーサリアムが表示されているNFTを購入しようとすると、「Convert ETH」というボタンが出てくるので、選択するとUniswapのswapページが表示されます。
そこで所持しているETHとWETHをスワップできます。
WETHにスワップできたら、NFTを購入しましょう。
NFTの出品方法
次に、OpenSeaでNFTを作成して、出品する方法を解説します。
NFTを出品する方法は以下の通りです。
- デジタルコンテンツをNFTにする
- ウォレットに登録されたNFTを出品する
①デジタルコンテンツをNFTにする
まずは、自身が作成したデジタルコンテンツをNFTにします。
OpenSeaにログインした状態でトップページの「Create」を選択しましょう。
「Create new item」のページが表示されるので、作品をアップロードして必要項目を入力してください。
最低限であれば作品のアップロードと作品名だけ入力して最後に「Create」ボタンを押せば、このようなページが表示されてNFTアートが完成します。
自身のプロフィールページでも自分のコレクションが増えているか確認しましょう。
これで、あなたが作った世界で一つのNFTアートが完成しました。
②ウォレットに登録されたNFTを出品する
次に、OpenSeaにNFTを出品しましょう。
自分のアカウントページからコレクションを選択して、画面右上の「Sell」を選択します。
すると、NFTの販売方法が選択できるページに移動しますので、売りたい方法を選択して販売します。
販売方法には以下の方法があります。
- 固定額販売
- オークション
- ダッチオークション
- プライベートセール
①固定額販売
固定額販売とは、最初に設定した価格でNFTを販売する方法です。
固定額販売でNFTを販売したい場合、
「Types」から「Fixed Price」を選択しましょう。
「Price」で販売価格を設定して、
「Duration」で販売期間を設定し、
「Complete listing」を選択すれば出品が完了します。
②オークション
人気のあるNFTで、購入希望者が多い場合はオークション形式でNFTを販売できます。
購入希望者のうち、販売期間終了までに一番高い金額を提示した買い手がNFTを購入できます。
オークションを選択する場合は「Type」から「Timed Auction」を選択しましょう。
「Method」は「Sell to highest bidder 」を選択します。
「Starting price」に開始価格を設定します。
「Duration」で販売期間を設定します。
また、「Include reserve price」をオンにすると、最低落札価格を設定できます。
最低落札価格を設定すると、設定した金額より高い金額が提示されないと、NFTを販売する必要がありません。
たとえば、最低落札価格を10,000円に設定していた場合、最終的に購入希望価格が8,000円までしか届かなかった場合、そのオークションを無効にできます。
どうしても販売したい最低金額が決まっている場合は、設定しておくとよいでしょう。
③ダッチオークション
ダッチオークションとは、時間がたつに連れて徐々に価格が下がっていく販売方法です。
通常のオークション形式と違い、入札が入った時点で取引が成立するので、価格設定がよければ販売するまでにかかる時間が早いのが特徴です。
ダッチオークションを選ぶ場合は、
「Type」から「Timed Auction」を選び、
「Method」は「Sell with declining price 」を選択します。
「Starting price」で開始価格を設定して、
「Duration」には販売期間を設定します。
「Ending price」に最終的に止まる金額を設定します。
「Starting price」から「Ending price」までの価格を「Duration」で設定した期間によって徐々に価格が下がっていきます。
④プライベートセール
特定の相手にNFTを販売したい場合は、プライベートセールを選択することもできます。
プライベートセールを選択する場合は、まず
「Type」から「Fixed Price」を選択します。
そして、「More options」を選択して、「Reserve for specific buyer」の項目をオンにします。
すると、ウォレットアドレスを入力する欄が表示されるので、販売したい相手のウォレットアドレスを入力しましょう。
NFTの作り方
もしあなたがオリジナルのデジタルコンテンツを作成できるのであれば、簡単にNFTアートを作成できます。
OpenSeaであれば、所持しているデジタルコンテンツを無料でNFTアートにすることができるのです。
デジタルコンテンツをOpenSeaでNFTアートにする方法は以下の通りです。
- ユーザー登録をする
- ホーム画面から「Create」を選択する
- Create new itemページで必要事項を記入
以上で完成です。
これであなただけのNFTアートが完成しました。
クリエイターページから自身のコレクションにNFTアートが登録されているか確認しておきましょう。
NFTで売れるもの
NFTで売れるものは以下のとおりです。
- イラスト
- 写真
- 動画
- 音楽
- その他デジタルデータ
順番に解説します。
①イラスト
イラストはNFTアートとして最も一般的です。
上記のようなイラストを1~50枚程度NFT化し、コレクターアイテムとして販売することが可能です。
イラストが描ける人であればそのままNFTにできますし、イラストをココナラなどで外注してNFTにすることもできます。
TwitterなどのSNSではNFTアートをアイコンにするのが流行っているので、今後も一定のニーズが見込めます。
そのため、NFTを売るのが初めての人でも着手しやすい分野と言えます。
ちなみに、ぼくのNFTコレクション「Cryptoman NFT」も一時流通は完売しており、インフルエンサーのえとみほさんが一時期Twitterアイコンにしてくれました。
完売までにやったことを以下の記事でまとめているので、NFTを売りたい方は参考にしてください。
>>今話題のNFTアートを販売してみたら全部売れた件【売るコツも紹介】
②写真
写真もNFTとして売ることができます。
スマホの中にある写真をNFTにすれば、撮影などの手間をかけずにNFT作品を作成できます。
実際に、インドネシアの大学生が自撮り写真をNFT化して販売し、売上が1億円を超えて話題となりました。
🔽NFTのニュースです。https://t.co/cQAZ5nW4mZ
— LoveInvestor✶黒の投資家【www.投資家.com official】👁✋📖🖊💴♥ (@LoveInvestor) January 18, 2022
自撮り1000枚をNFT化し、1億円以上売り上げる ワクチン接種時の写真が人気に
ゴザリさんという
インドネシアの大学生が、自撮り画像1000枚を
NFTとして販売し、計100万ドル
(約1億1400万円)以上を売り上げている。
みたい、1億はすごい。😌
自撮りといっても、毎日PCの前に座る自分を撮影した簡単なものです。
有名シェフが購入し、自分のSNSで紹介したのをきっかけに爆発的な人気となり、ある作品は35万円を超えるなど一躍ブームとなりました。
このように手の込んだ写真でなくても、NFT化することで何かのきっかけでバズり大量購入される可能性を秘めています。
NFT写真については、【簡単】写真をNFT化して販売する手順を徹底解説で詳しく解説しています。
③動画
イラスト・写真のような静止画だけではなく、動画もNFTとして売ることができます。
動画にすることで情報量が多くなるため、写真よりもストーリー性をもたせたアート色の強い作品にできます。
実際に、VRアーティトのせきぐちあいみさんの作品「Alternate dimension 幻想絢爛」が約1300万円で落札され、大きな話題となりました。
こちらのNFTArt…なんと日本円で約1300万円で落札頂きました…!正直まだ実感が無いのですがとても嬉しく、驚いております…!
— せきぐちあいみ⛩aimisekiguchi.eth (@sekiguchiaimi) March 24, 2021
VRアートの新たな可能性が始まる記念すべき日となりました…!!ありがとうございます!!!!!!#nftart #cryptoart #nft https://t.co/lhpUJO7zqS
幻想絢爛は、せきぐちさんの最初のNFT作品であり、限定1点のみということからかなりの高額で落札されました。
動画撮影や編集はスマホアプリでも可能なので、試しにNFTにしてみることで思わぬ価格がつくかもしれません。
NFT動画については、NFT動画の作り方・販売方法とおすすめプラットフォームを徹底解説で詳しく解説しています。
④音楽
音楽もNFTとして売ることが可能です。
楽曲自体をNFTとして販売したり、そのNFT所有者限定の楽曲配布などの特典をつけることもできるので、プロミュージシャンも音楽NFTに参入しています。
例えば、ミュージシャンの小室 哲哉氏は自身の楽曲「Internet for Everyone (Mix & Stems)」をオークション形式で販売しています。
小室哲哉氏、楽曲NFT
— miin | NFT情報コレクター (@NftPinuts) December 16, 2021
Adam byGMOでリリース
🎹書き下ろしたGMOグループのテーマソング♪Internet for EveryoneをNFTに
🎹ピアノ、ドラムなどトラックを6つのNFTとしてオークション🔨
保有者限定コンテンツとしてStemとMIDIデータ提供、先着10名には新音源を届ける企画もhttps://t.co/pscsJ941Pw pic.twitter.com/fKLa1jxkU0
元楽曲をパートごとに6トラックに分解し、それぞれのデータをNFTとして販売しています。
小室氏は他にもイノフェスで即興で作った音源をNFTとして販売しており、NFTへの関心が高いことが伺えます。
小室哲哉、イノフェスで即興制作した音源がNFTとして「.mura」で販売スタート https://t.co/Een4wqIb3h pic.twitter.com/flSth4pyGe
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) November 12, 2021
トップミュージシャンである小室哲哉氏が音楽NFTをリリースすることで、音楽をNFT化する動きが加速しそうです。
NFT音楽については、NFT音楽の作り方・販売方法とおすすめプラットフォームを徹底解説で詳しく解説しています。
⑤その他デジタルデータ
ぶっちゃけるとデジタルデータにできるものは、なんでもNFT化して売る事ができます。
Twitter社のCEOであるジャック・ドーシー氏の初ツイートをNFTとして高額取引された例もあります。
TwitterのドーシーCEOの初ツイートNFT、2億円超で落札 全額寄付https://t.co/c4Tk4ln9xM
— ITmedia NEWS (@itmedia_news) March 22, 2021
その他、以下のようなあらゆるものがNFT化可能です。
- ライブチケット
- ゲームアイテム
- トレーディングカード
そのため、今後はあらゆるものをNFTとして資産性を持たせた形で販売する機会が増えていくはずです。
NFTアートを売るコツ
NFTを売るコツは、以下の5つです。
- ETHで出品する
- 人気を演出する
- トレンドを抑える
- マーケティングする
- コンセプトを統一する
この5つのコツを押さえることで、売れる確率を飛躍的にUPさせることができます。
①ETHで出品する
ブロックチェーンはETHで出品するようにしましょう。
Polygonと比較してガス代が高いというデメリットがありますが、ETHの方が市場規模がけた違いに大きいからです。
ガス代は最初の出品時にのみ必要で、それ以降は無料です。
>>NFTを始める時の初期費用はいくらかかる?手数料・ガス代を徹底解説
Polygonで出品していると、コレクションの運営にさほど力を入れていないように思うユーザーもいます。
この作品いいな~、お値段もよき~、と思ってもポリゴンだとどうしても見送ってしまいがち。
— るいこ|ruiko.eth (@RuikoMonda) October 25, 2021
長くコレクション運営しようと思っている人は、イーサリアムの方が良い気がするよ。イーサリアムの方が市場規模大きくて流動性あると思うから。二次、三次流通以降を考えるならイーサリアムが良いなと思う。
二次流通など今後の展開も考え、ETHで出品しておくことをおすすめします。
②人気を演出する
コレクションの人気感を演出することも重要です。
なぜなら、人は人気があって売れているものを欲しがるからですね。
演出といっても嘘をつくわけではなく、例えばFavoriteがついたときや、オファーが来た時にSNS等で発信するだけでも十分です。
うおー!!栃木SC取締役のえとみほ(@etomiho)さんがCryptoman NFTを購入・アイコンにしてくださっている!いつもツイートやnoteを拝見している方なのでとても嬉しいです😍特にnoteは超有益なので必見です😊(https://t.co/8vTsZlzd25) pic.twitter.com/D6M1vwxTNU
— ふぁふぁ| CryptomanNFT (@fafa0911) February 3, 2022
積極的に自分のコレクションが注目を集めていることをアピールしていきましょう。
③トレンドを抑える
先述のとおり、NFTアートを売るためにはトレンドを抑えることが必須です。
再掲ですが現在売れているNFTアートの特徴としては以下の点が挙げられます。
- ドット絵
- かわいい女の子
- SNS等のアイコンにしやすい
まずはこうしたトレンドを抑えたNFTアートを作成してみましょう。
自分が作りたいものではなく、ユーザーが求めているものを提供することで各段に売れやすくなります。
最近ではShinsei Galverse(新星ギャルバース)のような機械的に多くのバリエーションを作成するジェネラティブNFTも人気なので、以下の記事を参考にしてみてください。
>>NFTのShinsei Galverse(新星ギャルバース)とは?特徴や将来性、買い方を徹底解説
④マーケティングする
忘れがちなのがマーケティングです。
マーケティングとは市場調査のことであり、NFTアートを売るためには必須の作業になります。
- どういうNFTが売れてるのか
- 価格はどのくらいか
- コレクションのボリュームはどのくらいか
- 誰をターゲットに売るのか
- コンセプトをどうするか
- NFTアートを作成する
- 宣伝する
ですが、多くの場合いきなりNFTアートを作ってしまい、①~⑤のマーケティングを行っていないのです。
これではニーズが無いNFTアートを販売することになり、需要と供給がずれているため売れません。
NFTはこういうドット絵のゴリラが多いけど、簡単に作れそうで意外と難しい。コンセプトを決めてバリエーション豊かなラインナップを揃える作業が必要だし、うまく露出するのにマーケティングセンスが要る。ちなみにこのゴリラで2000万円
— ふぁふぁ| CryptomanNFT (@fafa0911) October 13, 2021
Check out this account on OpenSea https://t.co/6ANuqo8MV0
まずは事前のマーケティングをしっかり行い、「売れそうなNFT」のポイントを抑えることが重要になります。
なお、マーケティングの具体的方法については【イケハヤ氏に学ぶ】NFTを売る際に重要なことは「マーケティング」ですで詳しく解説しているので参考にしてください。
⑤コンセプトを統一する
NFTアートのコンセプトは統一しておきしょう。
コンセプトが統一されていないと、「集めたい」という気にならないからですね。
例えば、以下のコレクションがあった場合にどちらを買いたいでしょうか。
- 女の子のイラスト
- 女の子のイラスト、車の写真、風景画
ほとんどの方が前者を選ぶと思います。後者はいったいなんのコレクションかわからないですよね。
コンセプトと統一し世界観をしっかりと創り上げることが、NFTアートを売るための重要な要素となります。
NFTアートを売るためのポイントについては、【結論】NFTアートが売れない理由3つと売るための5つのコツで詳しく解説しているのでよかったらご覧ください。
NFTを売買できるプラットフォーム
続いて、NFTを売買するのにおすすめのプラットフォームを紹介します。
- Opensea
- Rarible
- SuperRare
順番に説明します。
①OpenSea(オープンシー)
OpenSea(オープンシー)は2017年12月にニューヨークを拠点としてつくられたNFTマーケットプレイスです。Openseaについては以下の記事で詳しく紹介しています。
-
OpenSea(オープンシー)とは?使い方・購入方法・出品方法を解説!
続きを見る
NFTマーケットプレイスとしては世界最大規模をほこります。
取引額、ユーザー数も多く著名人もNFTアートを出品しているので、一番おすすめのNFTマーケットプレイスです。
またOpenSeaでは、自身の持っているオリジナルのデジタルコンテンツを無料でNFTアートにすることができます。
これはOpenSeaを利用する上で大きなメリットのひとつです。
②Rarible(ラリブル)
Rarible(ラリブル)はアメリカのデラウェア州に拠点を置くRarible社が運営しているNFTマーケットプレイスです。
販売されているNFTアートが非常に見やすいことが特徴で、UIが非常に整っています。
また、RaribleがOpenSeaと大きく違うのは、コミュティ上のすべての意思決定がユーザーによって行われるDAO(分散型自立組織)を目指している点です。
さらにRaribleは独自トークンのRARIをユーザーに配布しています。
-
仮想通貨Rarible(rari/ラリブル)とは?概要や特徴、将来性を徹底解説
続きを見る
RARIは、Raribleが将来的にDAOに移行するにあたってガバナンストークンとして働く予定です。
RARIの保有者は、システムのアップグレードの提案と投票などに関わることができると発表されています。
③SuperRare(スーパーレア)
SuperRare(スーパーレア)は、その名の通り、NFTマーケットプレイスの中でもとくに質の高いNFTアートが多く出品されていることが特徴です。
SuperRareでは、NFTアーティストがNFTアートを出品する際には厳しい審査を受ける必要があります。
審査は1度で通ることはほとんどないほど厳しく、知名度やNFTアートの希少性によって判断されるのです。
このような厳しい審査を通過して出品されているNFTアートはどれも質が高く、高額で取引されています。
また、SuperRareに出品されているNFTアートには、ひとつずつクリエイターのコメントがついており、SuperRareに出品しているクリエイターたちの熱意を感じられることでしょう。
まとめ:NFTの始め方をマスターして稼いでみよう
以上、NFTの始め方について解説してきました。
NFTはまだ知らない人も多く、今のうちから始めることで先行者利益を得ることができます。
迷っている時間がもったいないので、少しでも興味があるなら行動してみましょう。
なお、NFTを売買する際には主にイーサリアムが必要になるので、コインチェックで口座を開設してNFT購入用のイーサリアムを買っておきましょう。
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