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本記事の内容
- メタバースの元祖セカンドライフとは?
- セカンドライフが人気だった理由
- セカンドライフが衰退した理由
- セカンドライフ以降のメタバース
本記事の信頼性
ここ最近、TVやネットで「メタバース」が流行っています。
>>【初心者向け】メタバースとは?特徴や仕組み、関連する仮想通貨を徹底解説!
実は、過去にメタバースの元祖であるセカンドライフというプラットフォームが存在し注目を集めました。
近年のメタバースの流行に合わせ、セカンドライフ創業者が復帰することが報じられ、ネット上でも話題となっています。
なんと「セカンドライフ」創業者がメタバースの流行に合わせて復帰へhttps://t.co/iaFOojIn8g
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) January 14, 2022
そこで今回は、セカンドライフとは何か、セカンドライフの人気の理由や衰退した理由などを解説していきます。
併せて、セカンドライフ以降に誕生したメタバースも紹介するのでぜひ最後までご覧ください。
もくじ
メタバースの元祖セカンドライフとは?
セカンドライフは、アメリカのリンデンラボ社が開発したメタバースプラットフォームです。
2007年当時に人気絶頂を迎え、約100万人のユーザーがセカンドライフ内の仮想空間に参加していました。
現在のメタバースと同様に商品の売買などを通じて、ゲーム内で通貨を稼ぎ換金できたことが大きな特徴のひとつです。
2007年以降はグラフィックの不具合や接続速度遅延、そしてFacebookの台頭などによりユーザー数が激減し衰退の一途を辿りました。
しかし、現在もサービス自体は存続しており60万人程度のユーザーを抱えています。
このように、セカンドライフは現在のメタバースの礎を築いた元祖メタバースと言えるでしょう。
セカンドライフが人気だった理由
セカンドライフが人気だった理由は以下の3つ。
- アバターを使ったコミュニケーション
- VR技術を採用
- 暗号資産(仮想通貨)を導入
- リアルライフとの違い
順番に解説します。
①アバターを使ったコミュニケーション
セカンドライフはユーザーがアバターを使ってメタバース内を探索できることが特徴でした。
自身の分身であるアバターを操作し、他のユーザーとのコミュニケーションや商品の売買、イベントへの参加を通じて第二の現実世界のような経済活動を実現できたのです。
アバターの種類も以下のように多種多様であり、自由に自分の願望をかなえられました。
- 人
- 動物
- ロボット
メタバースにおけるアバターは現在では当たり前ですが、セカンドライフはその先駆けとしてアバターによる現実世界と遜色のない経済活動を仮想空間内で実現させました。
②VR技術を採用
セカンドライフはVR技術を採用し、3DCGで仮想空間を構築するだけでなく、専用ゴーグルを通じて実際に仮想空間の中にいるような体験が可能でした。
つまり仮想空間の中にいながら、身振り手振りや表情などといった現実世界と同じような多彩なコミュニケーションができたのです。
このVR技術は現在のメタバースでも企業ブースやライブ配信などで活用されており、ユーザーに没入型の体験を提供しています。
③暗号資産(仮想通貨)を導入
セカンドライフの画期的ともいえる点がリンデンドル(L$)という独自の暗号資産(仮想通貨)を導入したことです。
リンデンドルはセカンドライフ内での取引などで入手することができ、米ドルと換金できるなど実用性の高い暗号資産(仮想通貨)です。
現在では暗号資産(仮想通貨)は当たり前の存在ですが、セカンドライフでは10年以上も前に暗号資産(仮想通貨)の将来性に気づいていたのです。
④リアルライフとの違い
セカンドライフは、リアルライフとは異なる自分を演出することができます。
これは、セカンドライフの主な魅力の1つであり、多くのユーザーがこのプラットフォームを選ぶ理由の一つです。
リアルライフでは、職業や社会的地位、家族や友人からの期待など、多様な制約やプレッシャーがあります。
しかし、セカンドライフでは、これらの制約を受けないので、自分が本当に望む自分を演出することができます。例えば、リアルライフでは自分が演奏することのできない楽器を演奏することもできます。また、自分が望むような特別な能力やキャラクターも作り上げることができます。
さらに、セカンドライフではリアルライフとは異なる環境を楽しむこともできます。
例えば、リアルライフでは住めない場所に住んだり、暮らし方を変えることもできます。また、他のユーザーとのコミュニケーションや交流を通じて、新しい経験や体験をすることもできます。
リアルライフからの逃避やリフレッシュも、セカンドライフの大きな魅力の一つです。リアルライフでのストレスや負担を忘れることができます。また、自分の想像力や創造力を解放することができます。
以上のように、セカンドライフはリアルライフとは異なる自分を演出することができ、リアルライフからの逃避やリフレッシュも楽しむことができることが大きな魅力の一つです。
セカンドライフが衰退した理由
一方、セカンドライフが衰退した理由は以下のとおり。
- 収容人数に限界がある
- 初期設定が面倒
- 高スペックPC&回線が必要
順番に解説します。
①収容人数に限界がある
セカンドライフでは1つのワールドに最大で50人しか収容できません。
さらに、ユーザーが自由にワールドを作れることからワールドが多くなりすぎてしまい、人がいないワールドが大半となり過疎感が出てしまいました。
そのため、メタバースの特徴である「みんなが集まる」という雰囲気を創出できず、一部の熱狂的なユーザーだけしか使わなくなっていきました。
②初期設定が面倒
セカンドライフを始めるためには専用ソフトウェアをダウンロードする必要がありました。
最近のメタバースはWEB上で初期設定が完結することを考えると、始める際の初期設定が若干面倒と言えます。
また、ソフトウェアがアップデートする度にダウンロードしなおす必要がるため、それも手間と感じる一因でした。
③高スペックPC&回線が必要
セカンドライフをサクサクと動かすためには、ある程度の高スペックPCと光回線等の高速インターネット環境が必要です。
セカンドライフの推奨スペックは以下のとおり。
- CPU:Pentium 4/1.6GHzかAthlon 2000+以上
- メモリ:512Mバイト以上
- グラフィックスカード:GeForce FX 5600/6600以上かRadeon 9600/X600以上
このように、そこそこのスペックPCが必要なことから手ごろなノートPCだとスムーズに動かないケースが見受けられました。
この点もユーザーが離れていった要因と言えます。
セカンドライフ以降のメタバース
セカンドライフ以降の代表的なメタバースはは以下の7つです。
- Cluster
- Axie Infinity
- Decentraland
- The Sandbox
- NFT DUEL
- VRChat
- NeosVR
順番に解説します。
①Cluster
まずはメタバースの代表格、Clusterです。
ユーザーが3Dアバターを選んでメタバース内に入り、公開されているワールドを探索したり、イベントやライブに参加したりできます。
どのメタバースを使うか迷ったら、ひとまずこのclusterを試してみるといいでしょう。
②Axie Infinity
Axie Infinityは、Axie(アクシー)というモンスターを育成する対戦型のゲームです。
アクシーやゲーム内の土地は全てNFTなのでマーケットプレイスで売買して収益を得ることができます。
-
NFTとは?概要や特徴、暗号資産との違い・購入方法などを解説
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ゲームをやり込んでいくと、より強いアクシーやレアなアイテムをGETできるようになり、効率的に収益を上げることができるようになります。
Axie Infinityは、初心者が始めても月に1~5万ほどは稼ぐことが可能です。初期費用は約2ヵ月程度で回収できるので、興味があるなら始めてみることをおすすめします。
-
アクシーインフィニティ(Axie Infinity)とは?ゲームの始め方や仮想通貨の稼ぎ方を解説!
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③Decentraland
Decentralandは、ブロックチェーンを使ったメタバース空間で探索やゲームを楽しむことができます。
プラットフォーム内で動画や画像のコンテンツを作成してDecentralandのマーケットプレイスで売買可能です。
作成したコンテンツの価値が下落するのを防ぐ対策がとられており、安心して利用できます。
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仮想通貨Decentraland(ディセントラランド)/Mana(マナ)とは?特徴や将来性、購入方法を解説!
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④The Sandbox
The Sandboxは、メタバース上に提供された複数のゲームから自分の好きなゲームを選んでプレイできます。
ゲーム内で入手したアイテムをマーケットプレイス内で売却して利益を得ることも可能です。
また、ゲーム内の土地の貸し出しなどで収入を得ることができ、現実世界と同じような資産運用が可能です。
adidasなどの大手企業ともコラボしており、今後さらに人気となる予感です。
おや、何が起きたのかな。adidasかな? pic.twitter.com/wKyIyJxsiG
— 【公式】The Sandbox (ザ・サンドボックス) (@TheSandboxJP) November 22, 2021
sandboxについては以下の記事で詳しく紹介しています。
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仮想通貨SAND/The Sandboxとは?概要や特徴、将来性を徹底解説
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⑤NFT DUEL
NFT DUELは、ユーザーが作成したアバターを操作してメタバース内でコミュニケーションをとり、他のユーザーとトレーディングカードバトルができるゲームです。
リリース日は2022年4~6月ごろを予定しており、アニメ・漫画・ゲームなどのトレーディングカードをNFTとして取引できます。
リリース以降は「XANALIA」にてカードが販売され、ユーザーはXANALIAやOpenSeaを利用してカードを売買することができるようになります。
⑥VRChat
VR Chatは、VRゴーグルを使う体験型のVRプラットフォームです。
VRとSNSを両立させたプラットフォームであり、オリジナルのアバターを作成し他のユーザーと交流を図ることができます。
VR Chatはユーザーの動きをゲーム内のアバターに反映させ、ジェスチャーなどで意思表示することが可能です。
⑦NeosVR
NeosVRは、自由度の高いメタバース空間です。
VRで複数のユーザーが協力して作業をしたり、絵や動画などのデジタルデータをVRで共有したりできます。
ユーザーはアバターとしてお互いに対話できるため、密接なコミュニケーションを図ることができます。
セカンドライフ以降のメタバースは今後急速な普及が見込まれる
今回はメタバースの元祖であるセカンドライフについて解説しました。
現在のメタバースはセカンドライフの欠点を補い、誰でもアプリなどで簡単に始めることができます。
>>【初心者向け】メタバースを手軽に体験できるアプリを紹介【無料】
今回紹介した7つのメタバースのプラットフォームを試しに使ってみてメタバースの世界に触れてみましょう。メタバースのやり方については以下の記事で詳しく紹介しています。
>>【初心者向け】メタバースのやり方を解説【プラットフォームも紹介】
なお、メタバース内でアイテムを売買する場合にはビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になります。
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