こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- Defiとは
- Defiで稼げる仕組み
- Defiの始め方
- Defiの利益目安
- Defiに関するよくある質問
本記事の信頼性
筆者は日常的にDefiを利用して収益を得ています。その経験を基に本記事を執筆しています。
ビットコインなどの仮想通貨の価格上昇に伴ってDefi(分散型金融)の注目が高まっています。
Defiは高い利率が特徴で、年利100%超えも珍しくないため多くの投資家がDefiでの運用を始めています。
ですがDefiを始めるための手順はちょっと難しいので、「どうやって始めればいいかわからない」という方も多いはず。
そこで今回は日常的にDefiで資産運用している僕が、DeFiの始め方を画像付きでわかりやすく紹介していきます。
この記事を読むとDefiを始められるので、ぜひ最後までご覧ください。
Defiはまずイーサリアムなどの仮想通貨を保有しておく必要があります。
まずは最初の一歩として少額の500円から購入できるコインチェックに無料登録して、少額のイーサリアムを購入しておきましょう。
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もくじ
Defiとは
Defi(分散型金融)とは、「Decentralized Finance」 の略で金融取引などのアプリケーションのことを指しています。
Defiは基本的にはイーサリアムのブロックチェーンを基盤に構築されており、管理者がいないためインターネットを利用して誰でも利用できます。
>>【初心者向け】仮想通貨イーサリアム(ETH)とは?特徴や仕組み・購入方法を解説
銀行や取引所のような中央集権型システムを必要とせず、ユーザー同士で直接金融資産の取引を行うことができます。
そのため、資産の移動・取引を行う際に金融機関が仲介する必要がなく、スピーディーな金融資産取引と年利20%以上の高い収益性が特徴です。
>>【大注目】仮想通貨Defiとは?仕組みや稼ぎ方を解説【よくわかる】
一見、むずかしそうに感じますがやってみると以外と簡単なので興味があるならサクッと始めるのが良いかと。
Defiで稼げる仕組み
Defiで稼げる仕組みは主に以下の4つです。
- イールドファーミング
- 流動性マイニング
- レンディング
- ステーキング
それぞれ解説します。
①イールドファーミング
DeFi(分散型金融)の1つであるイールドファーミングは、仮想通貨の保有者がDEX(分散型取引所)に流動性を提供することで報酬を得る方法です。
DEXとは、中央管理者を介さずに直接ユーザー同士が取引できる取引所であり、手数料の安さや迅速な処理が特徴です。DeFiは、分散型金融の仕組み全般を指す言葉であり、金融システムの分散化により、より透明性の高い、より民主的な金融システムを目指します。
イールドファーミングでは、ユーザーが仮想通貨のペアをDEXに預けることで、報酬を得ることができます。この預けた仮想通貨は、DEX内での取引に利用され、取引量の増加に貢献するため、報酬が得られます。
報酬は非常に高く、年利が100%以上になるものもありますが、仮想通貨ペアによっては大きな価格変動が起こるため、リスクを理解した上で取引する必要があります。
②流動性マイニング
流動性マイニングは、仮想通貨の取引所に対して流動性を提供することによって報酬を得る方法です。これは、持っている仮想通貨を取引所に貸し出すことで実現されます。
代わりに、独自のトークンを得ることができます。このトークンは、利息ではなく、単に流動性提供者に与えられるものです。このトークンの価格は、需要と供給によって決まるため、時価総額が上昇する場合があります。
流動性マイニングは、イールドファーミングの一種であり、ユーザーは自分が持っている通貨を取引所に預けることで報酬を受け取ることができます。
また、流動性を提供することで、取引所が自分の取引量を増やすことができるため、流動性マイニングは、ユーザーと取引所の双方にとって有益な方法となっています。
③レンディング
レンディングは、ユーザーが仮想通貨を取引所に貸し出すことで利息を得る方法です。
貸し出した通貨は取引所によって貸し借りされ、貸し借りの期間に応じて利息が支払われます。この利息は取引所によって決定され、一定の金利が設定されます。
一般的に、レンディングで利用できる通貨は、ビットコイン、イーサリアム、リップルなど主要な仮想通貨が含まれています。
レンディングは、定期預金のような長期的な投資戦略の一環として利用されることが多く、通貨の価格変動を考慮する必要があります。
また、レンディングに参加する前に、取引所が提供する契約条件や手数料、レンディングのリスクや限界について十分に理解することが重要です。
④ステーキング
ステーキングは、長期的に仮想通貨を保有することで報酬を得る方法です。ステーキングは特別な操作を必要とせず、単に保有するだけでよいため、簡単に実践できます。
ステーキング報酬の元手となるのは、取引時に支払われる手数料です。支払われた手数料の一部は、ステーキングを行っているユーザーに報酬として還元されます。
つまり、ステーキングは仮想通貨を長期的に保有することで、ユーザー同士の取引が支払う手数料から得られる報酬を受け取ることができる方法です。
ステーキングは、特にProof of Stake(PoS)と呼ばれるブロックチェーン技術において重要な役割を担っています。
PoSは、ブロック生成に必要な計算リソースを持つ者が新しいブロックを生成する仕組み。そのため、PoSでは、ユーザーが保有する通貨量に応じて、ブロック生成に参加する権利が与えられます。
保有する通貨量が多いほど、ブロック生成に参加できる確率が高くなるため、ステーキングは、PoSでブロック生成に参加するための通貨量を増やす方法として利用されます。
Defiの始め方
Defiの始め方は以下のとおり。まずは入門に最適なPancakeswapで始めてみましょう。
- 国内取引所でイーサリアムを購入する
- Metamaskをインストール
- MetamaskをBSCネットワークに接続する
- 国内の取引所からBinanceにイーサリアムを送金する
- BinanceでBNBを購入する
- BinanceからMetamaskにイーサリアムとBNBを送金する
- MetamaskをPancakeswapに接続する
- イーサリアムとBNBの通貨ペアを作りLPトークンを入手する
- LPトークンをfarmに預ける
- 増えたCAKEトークンを収穫する
やってみると意外と簡単なので、ぜひこの手順を見ながら初めてみてください。
step
1国内取引所でイーサリアムを購入する
まずはコインチェックで口座を開設し、イーサリアムを購入しておきます。
後の工程でイーサリアムが必要になるためです。口座開設は無料なのでサクッと開設しておきましょう。
step
2Metamaskをインストール
まずChromeにMetamaskの拡張機能をインストールしアカウントを作成します。
こちらでインストールできます。
Metamaskのインストール方法の詳細は、MetaMask(メタマスク)とは?使い方や入金・出金方法、各種ネットワーク設定を徹底解説!で解説しているので参考にしてください。
step
3MetamaskをBSCネットワークに接続する
Metamaskをインストールしたら、MetamaskにBSCネットワークを追加して接続します。
Chrome右上にあるmetamaskのきつねアイコンをクリック。
Metamaskの上部のプルダウンをクリックし「カスタムRPC」をクリック。
入力欄に以下の内容を入力します。
Network Name:BSC Mainnet
New RPC URL:https://bsc-dataseed1.binance.org/
Chain ID:56
Symbol (optional):BNB
Block Explorer URL (optional):https://bscscan.com/
上記を入力し保存をすると、MetamaskをBSCネットワークに接続できるようになります。
step
4国内の取引所からBinanceにイーサリアムを送金する
国内の取引所からBinanceにイーサリアムを送金します。
Binanceのウォレット画面の入金からイーサリアム(ETH)を選んで、ERC20アドレスをコピーします。
次に国内の仮想通貨取引所から、イーサリアムを出金します。
今回はコインチェックを使った画面で説明します。今回はイーサリアムを使った手順ですが、ビットコインやリップル等好きな通貨を送金してOKです。
- Coincheckのコイン送金画面から、「Ethereumを送る」を選択
- 送金先リストにコピーしたERC20アドレスをペースト
- 送金したいETHの金額を入力
- 「送金する」ボタンをクリック
初めて仮想通貨の送金をする方はまず少額で送金テストを行ってください。
送金でミスすると最悪自分のお金を失うことになります。
まず少額で送金してみて問題ないことを確認してから、残りの資金を送金するようにすると安心です。
step
5BinanceでBNBを購入する
BNBはバイナンスの独自通貨です。
BSCネットワーク上で手数料の支払いはこのBNBで行うことになるため、パンケーキスワップを利用する際にはBNBが必須です。
そのため事前にバイナンスでBNBを必ず購入しておきましょう。バイナンスの口座開設手順は以下の記事で詳しく解説しています。
-
BINANCE(バイナンス)とは?特徴やメリット・デメリット、登録方法も解説
続きを見る
step
6BinanceからMetamaskにイーサリアムとBNBを送金する
続いて、BinanceからMetamaskにイーサリアムとBNBを送金します。
まずMetamaskの画像赤枠部分をクリックし、自分のMetamaskのアドレスをコピーします。
次に、BinanceからMetamaskのアドレスに送金します。
ETHを選択し、受け取り人のETHアドレスに先程コピーしたmetamaskのアドレスを張り付けます。
ネットワークは「Binance Smart Chain (BSC)」にチェックを入れてください。
送金額を入力したら、「提出」ボタンをクリックすれば送金手続き完了です。
だいたい3分~15分ほどで送金されます。
イーサリアムの送金が完了したら、同じ手順でBNBもMetamaskに送金しておきましょう。
step
7MetamaskをPancakeswapに接続する
「PancakeSwap」のサイトにアクセスします。
画面右上の「Connect」をクリックすると、ウォレットを選べる画面が出るので、MetamaskをクリックするとPancakeSwapに接続できます。
step
8イーサリアムとBNBの通貨ペアを作りLPトークンを入手する
PancakeSwapに接続したら、イーサリアムとBNBのペアを作って流動性プールに預けます。
流動性プールに通貨ペアを預けると報酬としてLPトークンを得ることができます。
まずは、画面左のメニューから「Liquidity」を選択します。
Liquidityのページに移動したら「Add Liquidity」をクリックしてください。
すると、以下のような2つの通貨を選ぶ画面になるので、下段をETHに変更します。
(画像は都合上CAKEという通貨になってます。)
変更したら、左側に預けたいETHの額を入力し、Approve ETH ボタンをクリックします。
metamaskの承認画面になるのでそれも承認してください。
承認が完了すると、その下のSupplyボタンが有効になるのでクリックします。
これで、イーサリアムとBNBの通貨ペアをPancakeSwapの流動性プールに預ける作業は完了です。
通貨ペアを預けると、預けた金額に応じてLPトークンが付与されるので、metamaskで確認してみてください。
「0 cake-LP」というのがLPトークンです。
step
9LPトークンをfarmに預ける
続いて、入手したLPトークンを農場(farm)に預けます。
メニューの「Farms」をクリックして、預けるLPトークンを選ぶページに移動します。
Farmsのページを下にスクロールすると「ETH-BNB LP」と書かれたプールがあるので、クリックします。「Enable」をクリックしMetamaskで承認してください。
「Stake LP」 ボタンが表示されるのでクリックします。
預けたいLPトークンの量の入力画面になるのでMAXボタンを押すか、LPトークンの額を直接入力し「Confirm」ボタンをクリックしてmetamaskで承認します。
以上で、通貨ペアをPancakeSwapの農場(farm)に預けることができました。定期的に報酬としてCAKEトークンが付与されます。
step
10トークンを収穫する
LPトークンをFarmsのプールに預けると、時間の経過とともにCAKEトークンが報酬として貯まっていきます。
溜まったCAKEは「Harvest」で回収することができます。
なお、回収には数円~数十円の手数料がかかるのでBNBトークンをウォレット内に少し残しておくようにしてください。BNBが無いと回収できません。
回収したCAKEトークンは「Exchange」ページで他のトークンに交換することもできますし、このCAKEトークンを「Pools」に預けてさらに増やすこともできます。
また、Pancakeswapを自動で最適化してくれるPancake bunnyなどの「イールドアグリゲーター」も活用すると、より効率的にトークンを増やすことができます。
Pancake bunnyについては、【自動複利運用】PancakeBunny(パンケーキバニー)とは?概要と使い方を解説で詳しく解説しているのでチェックしてみてください。
以上がPancakeswapの使い方です。興味がある方はさっそく始めてみましょう。
Defiの利益目安
つづいて、Defiでどれだけの利益をあげられるのかを説明していきます。
DeFiは高いAPYを誇りますが、収益性は資金量に依存します。
つまり、資金量が多いほど利益をあげやすく、逆に資金量が少ない場合は多くの利益をあげるのは難しいのが実情です。
そのため、50万円以上を運用する場合には魅力的な金融商品と言えます。
期間 | ROI(収益率) |
---|---|
1日 | 0.06% |
7日 | 0.40% |
30日 | 1.71% |
365日 | 22.97% |
※pancakeswapのUSDC-BUSDの収益率(2021年3月時点)
上記がステーブルコインをプール(預入)した時の収益率になります。
この収益率を元に1年間運用した時の資金額ごとの増加幅は以下の通り。
資金額 | 1年後 | 増加幅 |
---|---|---|
10万円 | 122,000円 | 22,000円 |
50万円 | 610,000円 | 110,000円 |
100万円 | 1,220,000円 | 220,000円 |
300万円 | 3,660,000円 | 660,000円 |
500万円 | 6,100,000円 | 1,100,000円 |
1000万円 | 12,200,000円 | 2,200,000円 |
3000万円 | 36,660,000円 | 6,660,000円 |
あくまで推測ですが3月時点の利率が続いた場合、高い収益性が期待できることがわかります。
ただし、利率は毎日変動するので、相場の状況やプールされている資金量によって大きく上下することを念頭においてください。
Defiに関するよくある質問
最後に、Defiに関するよくある質問に答えます。
- Defiはスマホでできる?
- Defiは必ず儲かるの?
- Defiはリスクは無いの?
①Defiはスマホでできる?
できます。
ただ、スマホだと誤操作のリスクが高くなるのでおすすめしません。
Defiで操作ミスして失ったお金は戻ってこないので、PCを使うのが無難です。
②Defiは必ず儲かるの?
必ず儲かるわけではありません。
運用する仮想通貨の価格が下がれば、損をする可能性も十分にあります。
価格変動のリスクを抑えたい場合は、ステーブルコインで運用をするといいでしょう。
③Defiはリスクは無いの?
リスクがあります。
Defiは基本的にハイリスク・ハイリターンの運用方法と考えてください。
Defiプラットフォームやウォレットへのハッキング、そして自分の操作ミスによるセルフゴックスなど多くのリスクが伴います。
>>【仮想通貨】真のリスクは「ハッキング」です【基礎知識を解説】
そのため、リスクを許容できない人はDefiには触れないほうが賢明です。
まとめ:Defiを活用して資産運用を効率化しよう
今回はDefiの始め方について解説しました。
初めてやる場合は少し難しいかもしれないので、ぜひこの記事を何度も見返しながらDefiを始めてみてください。
気軽に始めたDefiが、将来的に思わぬ収入を生み出すかもしれません。僕自身も何気なく始めたDefiで年利59%の利息を受けとっています。
ユーザー数が増えると利率はどんどん下がるので、迷っているうちに条件が悪くなって損をします。
Defiはまずイーサリアムなどの仮想通貨を保有しておく必要があるので、まずはコインチェックで口座開設し、少額のイーサリアムを購入しておきましょう。
\ 取り扱い通貨数が国内最大級!/