仮想通貨のスプレッドは広すぎる？スプレッドが広い理由とスプレッドが狭い取引所3選

悩んでいる人

仮想通貨のスプレッドって広すぎない？スプレッドが広い理由やスプレッドが狭いおすすめの取引所を教えてほしい。

こんな悩みを解決します。

本記事の内容

本記事の信頼性

仮想通貨市場で取引をする際、スプレッドの幅が広すぎると感じることがあります。

スプレッドとは売りと買いの価格差のことで、取引所によってその幅が異なります。

スプレッドが広いと、取引コストが高くなり、利益を上げるためのハードルが上がります。

そこで今回は、仮想通貨のスプレッドが広い理由やスプレッドが狭い取引所を3つ紹介します。

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仮想通貨のスプレッドとは？

スプレッドとは、通貨を売買する際の買値と売値の価格差のことです。

例えば、ある時点でのコインチェックでのビットコインの購入価格は以下のとおり。

一方、売却価格は以下のとおりです。

購入価格が3,712,200円に対し売却価格が3,492,600円であり、購入価格から売却価格を引いたものがスプレッドです。

この219,000円がスプレッドです。

仮想通貨取引所は仮想通貨の在庫を確保する必要があるため、本来の価格に手数料などを上乗せした価格をユーザーに提示しています。

例えばスプレッドが5%であれば5%の手数料を取引所に払っていること同じになるので、スプレッドは狭い方が良いことがわかります。

仮想通貨のスプレッドが広すぎる理由

仮想通貨のスプレッドが広すぎる理由は以下のとおり。

それぞれ解説します。

①仮想通貨取引所の利益確保のため

スプレッドが広い理由の1つは、仮想通貨取引所の利益確保のためです。

例えば、大手の仮想通貨取引所であるコインチェックを例に取ると、2021年度の同社の販売所での暗号資産の売買代金の合計が約6000億円。

販売所のスプレッドが約3%であることから、同社はスプレッドにより約180億円の利益を得たことが分かります。

また、同社の損益計算書を見ると2021年度の営業収益は280億円であり、そのうち約7割が販売所スプレッドによるものと推測されます。

このように、仮想通貨取引所はスプレッドを主な収益源としているため、収益を高めるためにスプレッドが広がる傾向になるのです。

ただし、一部の取引所では手数料が0%であるため、収益構造は取引所によって異なります。

②流動性が低いため

流動性が低いとスプレッドが広がりやすくなります。

流動性とは、市場において取引可能な資産の量のことです。

市場に流通している資産が多ければ多いほど、買い手と売り手が容易に出会い、取引がしやすくなります。

一方、流動性が低いと買い手と売り手の出会いが少なく、取引が成立しにくくなるため、売買価格の差であるスプレッドが広がりやすくなります。

流動性が高い場合、取引所で取引されている仮想通貨の買い手と売り手が多く、市場価格が安定し、取引が円滑に進みます。

逆に、流動性が低いと取引所において価格が大きく変動し、買い手と売り手が出会うのが難しくなります。

そのため、取引をする際には流動性の高い主要な仮想通貨や、取引量の多い取引所を選ぶことが重要です。

主要な仮想通貨は多くの投資家によって取引が行われており、そのために流動性が高くなっています。また、取引量の多い取引所は買い手と売り手が多いため、取引が円滑に進むことが期待できます。

以上のように、流動性は市場において取引がしやすいかどうかを決定する重要な要素であり、流動性が高い市場では取引が円滑に進み、スプレッドも狭くなります。

③競争が少ないため

国内の仮想通貨取引所の数が少なく価格競争が発生しづらい点もスプレッドの拡大要因となります。

2023年3月31日時点で、国内に登録されている仮想通貨取引所は30社のみ。

そのうち、多くのユーザーに利用される取引所はごくわずかであり、投資家にとって選択肢は限られています。

このような状況では、仮想通貨取引所の価格競争が起こらないため、スプレッドが広くても利用者はその業者を選ばざるを得ません。

しかし、将来的には仮想通貨の利用者が増え、仮想通貨取引業者の数も増えることで、手数料面での競争が激しなる可能性があります。

そうなると、より安く、質の高いサービスを受けることができるようになるかもしれません。

④需給バランスが偏ったため

急激な価格変動が発生して需給バランスが偏ることで、スプレッドが広がる原因の1つとなることがあります。

たとえば、ある仮想通貨に買いが集中した場合、需要が供給を上回るために価格が上昇し、スプレッドが広がることがあります。

逆に、ある仮想通貨に売りが集中すると、買い手が不在になるために価格が下落し、スプレッドが広がることがあります。

また、価格がある程度安定している場合には、スプレッドが狭くなりやすい傾向があります。

このため、市場参加者たちは価格変動に敏感になっており、市場の状況に応じて売買戦略を変更しています。

加えて、急激な価格変動は、トレーダーたちの取引に影響を及ぼすことがあるため、リスク管理の観点からも注意が必要です。

⑤ユーザーの不慣れ

ユーザーの不慣れも、スプレッドが広くなる原因の一つです。

仮想通貨取引はまだ新しい市場であり、ユーザーの多くは、仮想通貨取引について十分に理解していません。

そのため、ユーザーはスプレッドの存在に気付かずに、広いスプレッドで取引をしてしまうことがあります。

結果として、広いスプレッドのままで取引するユーザーが多くなり、現在に至るという感じです。

広すぎる仮想通貨のスプレッドを抑えるコツ

広すぎる仮想通貨のスプレッドを抑えるコツは以下のとおり。

それぞれ解説します。

①取引所を使う

仮想通貨を購入する場合、販売所ではなく取引所を使用することが重要です。

なぜなら、販売所での売買ではスプレッドが発生しますが、取引所ではユーザー同士で条件が合えば取引が成立するため、スプレッドが発生しないからです。

さらに、取引所での取引は販売所よりも安価に取引できます。

取引所では、取引手数料がかかりますが価格の0.1%ほどであり、販売所でのスプレッドと比較して非常に安いと言えます。

ただし、取引所での取引は、販売所に比べて少し難しい場合があります。

取引所では取引画面やチャートの表示方法、注文方法などに慣れるまでに時間がかかる場合があります。

しかし、取引所での取引は売買コストを抑えられるため、積極的に活用するのがおすすめです。

②複数の取引所を利用する

複数の取引所に登録しておくことで、スプレッドが最も小さい取引所でトレードすることができます。

各取引所によってスプレッドが異なるため、1つだけ登録していると損をしてしまうことがあります。

複数の取引所に登録することで、最適な条件でトレードすることができます。

少なくとも以下の2つの大手取引所には登録しておきましょう。

登録はいずれも無料なので、早めに登録しておくと安心です。

③売買のバランスが良い時に買う

売買のバランスが良い時に買うのも有効です。

市場が不安定な時にトレードすると、スプレッドが大きくなることがあります。

そのため、売買のバランスが取れた安定したチャートを選んでトレードすることがおすすめです。

チャートが安定している時間帯としては、取引が活発になる夕方以降が挙げられます。

この時間帯は、市場の取引が活発で取引が多くなるため、スプレッドが小さくなることが期待できます。

④スプレッドが広がるタイミングを避ける

トレードを行う際には、スプレッドが大きく変動するタイミングを避けることが重要です。

スプレッドが大きく変動する時にトレードを行うと、大きな損失を被る可能性が高くからです。

スプレッドが大きく変動するタイミングは主に以下のとおり。

これらのタイミングを避けることで、スプレッドが安定した状態でトレードすることができます。

スプレッドが狭いおすすめの仮想通貨取引所2選

おすすめの仮想通貨取引所は以下の2つ。

それぞれの特徴を解説します。

①コインチェック

コインチェックは一部上場企業「マネックスグループ」の子会社で、信頼性のある取引所です。

取り扱い通貨数も豊富であることが特徴です。主な特徴は以下のとおり。

各種手数料もほとんどが無料で、500円から暗号資産（仮想通貨）を購入することが可能です。

画面も非常にわかりやすく、初心者におすすめの取引所と言えるでしょう。

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②GMOコイン

GMOコインは、東証一部上場企業「GMOインターネットグループ」を親会社に持っており、信頼性のある取引所です。

GMOコインの主な特徴は以下のとおり。

「取引手数料」「出金・入金手数料」「送金手数料」が全て無料となっており、低コストで取引を始めることが可能です。

また、最大2倍までのレバレッジにも対応しており、高すぎない倍率の設定から、安心して取引を行うことができます。

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仮想通貨のスプレッド・手数料を取引所で比較

各社のスプレッド・手数料などを比較すると以下のとおり。

上記のように手数料などを比較すると最もコストを抑えて取引することができるのはGMOコインなどが挙げられます。

手数料の安さも重要ですが、それ以上に重要なのがセキュリティ面です。

過去には「Zaif」や「Binance」などの大手取引所もハッキングの被害にあっています。ZaifとBINANCEについては、以下の記事で詳しく解説しています。

>>Zaif（ザイフ）とは？概要やメリット・デメリット、口座開設方法を解説

>>BINANCE（バイナンス）とは？特徴やメリット・デメリット、登録方法も解説

ハッキングの原因は取引所のセキュリティ対策の弱さにあることが多いので、セキュリティがしっかりした信頼できる取引所を選ぶのが重要です。

広すぎる仮想通貨のスプレッドに関するよくある質問

広すぎる仮想通貨のスプレッドに関するよくある質問は以下のとおり。

それぞれ回答します。

①仮想通貨はスプレッドが広すぎると儲からない？

いいえ、儲かる場合も十分にあります。

仮想通貨は相場が好調な時期には急激な価格変動を起こすことがあります。

そのため、数パーセントのスプレッドが発生しても、売買を行うことで数倍～数百倍の利益を得ることができます。

ただし、仮想通貨の価格変動は予測が難しく、価格が急激に変動することもあるため、投資にはリスクがあることに注意が必要です。

投資にあたっては、適切な情報収集やリスクマネジメントが重要になります。

また、仮想通貨の取引ではスプレッド以外にも取引手数料やその他の費用がかかる場合がありますので、トータルでの投資コストを考慮した上で投資を行うことが望ましいです。

②仮想通貨のスプレッドが広すぎる理由は？

仮想通貨のスプレッドが広がる理由は、仮想通貨取引所の利益確保、流動性の低さ、競争の少なさ、需給バランスの偏りなどが挙げられます。

仮想通貨取引所はスプレッドを主な収益源としているため、スプレッドが広がる傾向にあります。

流動性が低い場合、売買価格の差であるスプレッドが広がりやすいです。

また、国内の仮想通貨取引所の数が少なく価格競争が起こらないため、スプレッドが広くても選択肢が限られている投資家が多く、スプレッドが広がりやすいです。

③仮想通貨はスプレッドなしで取引できるの？

取引所を利用するとスプレッドなしで取引できます。

取引所では、取引手数料がかかりますが価格の0.1%ほどであり、販売所でのスプレッドと比較して非常に安いと言えます。

ただし、取引所は取引画面などに慣れるまでに少し時間がかかる場合があります。

まとめ：スプレッドの狭い仮想通貨取引所を選んで賢く売買しよう

今回は仮想通貨のスプレッドが広い理由やスプレッドが狭い取引所を3つご紹介しました。おさらいすると以下のとおり。

おすすめ取引所

こちらの取引所を選ぶようにすると失敗しないはずです。

その中でもCoincheck(コインチェック)は、初心者向けに特にオススメの取引所です。

Coincheckは取り扱い通貨が多いことや、取引画面が使いやすいことから初心者～上級者まで多くの人に利用されています。

「スプレッドを抑えて仮想通貨を購入してみたい」という方は、ひとまずCoincheckに登録しておくと安心ですよ。

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