こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- クローラーとは
- 重視すべきクローラーはGooglebot
- クローラビリティを向上させる方法
- クロールされているか確認する方法
- クローラーにクロールを促す方法
本記事の信頼性
筆者は2020年8月にブログを開設し、100記事以上更新しています。
「検索エンジンのクローラーって一体何なんだろう?」こんな風に思って困っていませんか?実際、僕自身もブログ開設当初はクローラーについてよくわからないまま、記事を更新し続けていました。
クローラーはwebサイトを巡回して、情報を集めるプログラムのこと。クローラーが集めた情報をもとに検索結果の順位が決まります。なので、クローラーについての正しい知識を持つことで、SEOに強いサイトを作ることができます。
本記事ではブログを100記事以上更新している僕が、クローラーについての基礎知識などについてご紹介します。
クロールされやすくする方法についても、併せて紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読むと、クローラーとは何か、そしてクロールされやすくする方法を知ることができるので、SEOに強いサイトを作ることができます。
記事は3分ほどで読み終わります。クローラーについての知識と対策を知りたい方は、3分だけおつきあいください。
もくじ
クローラーとは
クローラーとは、インターネット上に公開されているWebサイトや画像などの情報を取得し、検索データベースを作成する巡回プログラムのこと。
クローラーはサイトマップなどを頼りにそのサイトの構成や記事をデータベースに登録していきます。サイトマップについては、SEO効果のあるサイトマップとは?仕組みと作り方を解説で詳しく解説しています。
GoogleやBingなどの検索エンジンを運営している企業がそれぞれクローラーを開発しています。
検索エンジンにおいて、クローラーが果たす役割は大きなものです。検索エンジンの仕組みは主に以下のとおり。
- クロールがWebサイトを巡回してページ情報をデータベース化
- データベースに登録されたページのランク付け
- ランクに応じて検索結果を表示
上記①の部分がクローラーの役割です。つまり、検索結果に表示されるためには、クローラーが自分のwebサイトを巡回する必要があるということです。
つづいて、クローラーが収集するファイルの種類について、説明していきますね。
①クローラーが収集するファイルの種類
クローラーが収集するファイルの種類は、以下のとおり。
- テキストファイル
- CSSファイル
- JavaScriptファイル
- Flash
クローラーはプログラムなので、画像などは認識できません。文字であれば認識できるので、SEO対策のためにクローラーに伝えたい情報がある場合は、文字で情報を作成する必要があります。
なので、タイトルや見出し、ディスクリプションにはキーワードを含めてクローラーが見つけやすいようにしておくのが得策です。
SEOキーワードの効果的な入れ方については、以下の記事で詳しく解説しています。
②クローラビリティとは
クローラビリティとは、クローラーがインターネット上にあるWebページを巡回するときの、Webページの認識のしやすさ(クロールのしやすさ)のことです。クローラビリティをよくすることで、クローラーの巡回頻度が増えて、webサイトの情報がしっかり認識されるようになります。
つまり、クロールしやすいサイト構造にすることで、webサイトの情報がクローラーに正しく認識されて、インデックスされるのでSEO効果が期待できるということです。
サイトを作る際にはクローラビリティを念頭に置くことが重要です。
重視すべきクローラーはGooglebot
クローラーの中で重視すべきなのはGooglebotです。
GooglebotはGoogleが開発したGoogle検索用のクローラーです。ちなみに、Yahoo! の検索エンジンもGoogleを使用しているため、日本においてはGooglebotにより現在の検索エンジンが構築されているといえます。
クロールの頻度や情報収集量はGoogleのプログラムが決めていて、非公開です。
なので、現在においてはクローラー=Googlebotと考えればOKです。
クローラビリティを向上させる方法
つづいて、クローラビリティを向上させる方法について、説明します。方法は以下の5つ。
- Googleサーチコンソールからサイトマップを送信する
- GoogleサーチコンソールにURLを登録する
- ディレクトリ構造を見直す
- リンクのないページを作らない
- パンくずリストを設定する
順番に説明します。
①Googleサーチコンソールからサイトマップを送信する
1つめの方法はGoogleサーチコンソールからサイトマップを送信する方法です。
サイトマップを送信することで、サイト構造がわかりやすくなりクロールしやすくなるからですね。
Googleサーチコンソールからサイトマップを送信する具体的な方法は、以下のとおり。
Googleサーチコンソールにログインし、サイトマップをクリック。
サイトマップURLに「sitemap.xml」と入力し、「送信」をクリック。
これでサイトマップ送信が完了しました。サイトマップ送信はWordPressの初期設定時に済ませておくことをおすすめします。その他の初期設定時にやるべき対応については、以下の記事で詳しく解説しています。
>>WordPressの初期設定でやるべき8つのこと【初心者向け】
②GoogleサーチコンソールにURLを登録する
GoogleサーチコンソールにURLを登録することも有効です。
URLを登録することで、クローラーの巡回を促すことができるからです。
URL登録の具体的な方法は以下のとおり。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 「カバレッジ」をクリック
- 「(ブログ名)内のすべてのURLを検索」に登録したい記事のURLをコピペ
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
URL登録は、記事作成とセットでルーティン化しておきましょう。
>>収益UPするブログアフィリエイト記事の書き方5つ【実例公開】
③ディレクトリ構造を見直す
ディレクトリ構造を見直すことも重要です。
Googleは、「ディレクトリ階層が浅いコンテンツほど重要なコンテンツとみなす」と公式に発言しているからです。
以下、Googleのマット・カッツ氏の発言を載せておきます。
「本当に重要なページであればトップページから1~2リンクでたどり着けるようすれば、そのページのランクは相対的に高いものになる。」
例えば、ディレクトリ構造が複雑で、ディレクトリ数が多いサイトは重要度が低いと認識されるということ。
クローラーは全てのページを巡回するわけではなく、重要度に応じて巡回頻度を変えています。重要度が低いページはクロールの頻度が少なくなる傾向があります。
そのため、ディレクトリ構造はできるだけシンプルで階層を浅くしたほうがクロールしやすいサイトになります。
④リンクのないページを作らない
リンクのないページを作らないようにしましょう。
クローラーはリンクを辿って巡回するので、リンクのないページはクローラーが見つけにくいからです。
Googleの長山氏も以下のように発言しています。
一般論としてはリンクがあったほうがURL発見の助けになります。ただサイトマップなど他の発見経路があればなくても大きな問題は発生しないかと思います。現在リンクしていないのはUX上の配慮なのでしょうか?
— Kazushi Nagayama 🗿 長山一石 (@KazushiNagayama) December 2, 2016
リンクがないとクローラーが全く発見できないというわけではないですが、リンクがある方が見つけやすいのは間違いなさそうです。内部リンクでうまくページ同士を紐づけることが重要になってきます。
内部リンクの貼り方については、以下の記事で詳しく解説しています。
⑤パンくずリストを設定する
パンくずリストを設定しておきましょう。
パンくずリストを設定することで、クロールがサイトを巡回しやすくなるからです。
当ブログもページ上部にパンくずリストを設置しています。
パンくずリストはHTMLで作れますが、WordPressテーマを導入すると自動生成してくれるのでとても便利ですよ。
>>【2020年】Wordpress初心者へおすすめのテーマ4選
クロールされているか確認する方法
最後に、クロールされているか確認する方法を説明します。方法は以下の2つ。
- Googleサーチコンソールを使用する
- site:検索を使用する
順番に説明します。
①Googleサーチコンソールを使用する
1つめの方法はGoogleサーチコンソールを使用した方法です。
「サマリー」→「以前のツールとレポート」→「クロールの統計情報」でクロールの巡回頻度等が確認できます。
クロールの統計情報に反映されていれば、あなたのサイトをクローラーが巡回しているということです。
②site:検索を使用する
2つめの方法は、site:検索を使用する方法です。
Googleの検索ボックスに「site:自サイトのURL」を入力して検索します。
上記のように、検索結果にあなたの記事がヒットすれば、クロールされているということです。
まとめ:SEOのカギはクローラーを理解すること
今回は、クローラーの役割やクロールしやすくする方法などについて説明しました。内容をおさらいすると、以下のとおり。
クローラーが収集するファイルの種類
- テキストファイル
- CSSファイル
- JavaScriptファイル
- Flash
クローラビリティを向上させる方法
- Googleサーチコンソールからサイトマップを送信する
- GoogleサーチコンソールにURLを登録する
- ディレクトリ構造を見直す
- リンクのないページを作らない
- パンくずリストを設定する
クロールされているか確認する方法
- Googleサーチコンソールを使用する
- site:検索を使用する
クローラーは検索エンジンの根幹をなす重要なプログラムです。クローラーの仕組みをきちんと理解することで、クロールしやすいサイト構成にすることができ、結果的にユーザーの利便性向上にもつながるためSEO効果が期待できます。
この記事を参考にしつつ、SEOに強いサイトと記事作成をこつこつ継続していきましょう。
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