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本記事の内容
- NFTアートの概要
- NFTアートの特徴
- NFTアートの将来性
- 代表的なNFTアート、アーティスト
- NFTアートの購入方法
- NFTアートの販売方法
- NFTアートの作り方
本記事の信頼性
筆者は実際に2017年から20種類ほどの暗号資産(仮想通貨)を運用し、収益をあげています。さらにNFTアート作品を作成しており、その経験を基に本記事を執筆しています。
最近テレビのニュースでもNFTアートの話題について、たびたび取り上げられるようになってきました。
直近では小学3年生の作った夏休みの自由研究が、NFTアートとして約380万円で落札されたことが記憶に新しいのではないでしょうか。
【メディア掲載】
— Emi 🧟♀️,🧟 (Zombie Zoo Mom) (@emikusano) September 9, 2021
BUSINESS INSIDERの記事公開されました。
息子の夏休み研究NFTについて取材していただきました。息子が初めて稼いだお金。激動の二週間…!
【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか| https://t.co/cuiWGcMVp3 via @BIJapan #NFTアート
仮装通貨に興味がある皆さんのなかには、NFTアートという名前を聞いたことはあるけれど、実際にどういったものなのかよくわからないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、NFTアートとは何なのか、特徴や将来性のほか、購入・販売方法について解説します。
この記事を読むとNFTアートを購入・販売できるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
なお、NFTアートを入手するにはイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要になるので、あらかじめコインチェックで購入しておきましょう。
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もくじ
NFTアートの概要
NFTとは「Non−Fungible Token」の頭文字をとった言葉で、「代替不可能なトークン」を意味する言葉です。
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代替不可能であることは、ネット上で唯一無二の存在になりえるということです。
今まではネット上に画像や動画の作品をアップロードすると、それがたとえ有料であったとしても、たちまちネット上に複製、拡散されてしまい、クリエイターに利益が入らないという問題がありました。
その問題を解決するために、ブロックチェーンの技術を使い、デジタルコンテンツをNFTアートにしてネット上で唯一無二の存在にします。
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そうすることにより、デジタルコンテンツが簡単に複製できなくなり、クリエイターの権利を守ることができます。
またクリエイターを守る為だけではなく、NFTとアートが融合したことで、コンテンツの希少性とオリジナル作品であるという信頼性が確立され、新しい価値が創造されています。
次に、NFTアートの特徴について解説します。
NFTアートの特徴
NFTアートの特徴は以下の通りです。
- 唯一無二の存在が確立される
- 情報の記録が可能
- 誰でも購入、販売が可能
- ロイヤリティが設定できる
①唯一無二の存在が確立される
NFTアートはブロックチェーン技術を使って成り立っています。
ブロックチェーンの特徴の一つとして、情報の改ざんや不正を行うことが非常に難しいという点があります。
そのため、このブロックチェーンの特徴はNFTアートにも当てはまるのです。
ブロックチェーンに記録されている所有者や、そのNFTが本物であるという証明が一目でわかるようになっています。
この情報が、NFTアートをネット上で唯一無二の存在とするのです。
②情報の記録が可能
NFTアートはブロックチェーンの技術を利用しているため、ブロックに所有者の情報を記録することが可能です。
この作品は、いつ、誰が所有していたのかが明確にわかるような仕組みになっています。
今までの絵画や楽器などでも、過去に有名人が所有していたといわれるものはありましたが、明確な証明書があるものは多くありませんでした。
NFTアートなら、以前誰が所有していたかは確実に記録されているため、販売する時もそのつど証明するために手続きをする必要がありません。
③誰でも購入、販売が可能
NFTアートは誰でも購入、販売が可能です。
取引を行うための条件や権利は必要ありません。
購入したNFTアートは自由に販売できますし、自分が作ったデジタルコンテンツをNFTアートにして販売することもできます。
購入、販売はNFTマーケットプレイスにて行われます。
代表的なNFTマーケットプレイスは以下のようなものがあります。
①OpenSea(オープンシー)
OpenSea(オープンシー)は2017年12月にニューヨークを拠点としてつくられたNFTマーケットプレイスです。Openseaについては以下の記事で詳しく紹介しています。
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NFTマーケットプレイスとしては世界最大規模をほこります。
取引額、ユーザー数も多く著名人もNFTアートを出品しているので、一番おすすめのNFTマーケットプレイスです。
またOpenSeaでは、自身の持っているオリジナルのデジタルコンテンツを無料でNFTアートにすることができます。
これはOpenSeaを利用する上で大きなメリットのひとつです。
②Rarible(ラリブル)
Rarible(ラリブル)はアメリカのデラウェア州に拠点を置くRarible社が運営しているNFTマーケットプレイスです。
販売されているNFTアートが非常に見やすいことが特徴で、UIが非常に整っています。
また、RaribleがOpenSeaと大きく違うのは、コミュティ上のすべての意思決定がユーザーによって行われるDAO(分散型自立組織)を目指している点です。
さらにRaribleは独自トークンのRARIをユーザーに配布しています。
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RARIは、Raribleが将来的にDAOに移行するにあたってガバナンストークンとして働く予定です。
RARIの保有者は、システムのアップグレードの提案と投票などに関わることができると発表されています。
③SuperRare(スーパーレア)
SuperRare(スーパーレア)は、その名の通り、NFTマーケットプレイスの中でもとくに質の高いNFTアートが多く出品されていることが特徴です。
SuperRareでは、NFTアーティストがNFTアートを出品する際には厳しい審査を受ける必要があります。
審査は1度で通ることはほとんどないほど厳しく、知名度やNFTアートの希少性によって判断されるのです。
このような厳しい審査を通過して出品されているNFTアートはどれも質が高く、高額で取引されています。
また、SuperRareに出品されているNFTアートには、ひとつずつクリエイターのコメントがついており、SuperRareに出品しているクリエイターたちの熱意を感じられることでしょう。
④ロイヤリティが設定できる
クリエイターがNFTアートを出品する際に、ロイヤリティを設定できます。
ロイヤリティとは、クリエイターが販売したNFTアートが購入者により転売された際に(二次流通)、クリエイターに設定したパーセンテージの報酬が入る仕組みです。
今までのアート作品であれば、販売した時にクリエイターに報酬が支払われ、その後いくら値段が高騰して転売されても、クリエイターには報酬が入ることはありませんでした。
NFTアートにロイヤリティが設定されることで、クリエイターの作った作品が人気になり、高額で転売されるようになればそれに伴いクリエイターに入る報酬も増えるようになります。
この仕組みが広がれば、クリエイターの正当な利益を守ることにもなるのです。
NFTアートの将来性
NFTアートの将来性は以下のようなものがあります。
- 絵だけでなく、さまざまなものがNFTになる
- 2030年に暗号資産市場は約5430億円になると予想されている
- 日本でもNFTイベントが開催され始めている
①絵だけでなく、さまざまなものがNFTになる
NFTアートは絵だけではありません。
音楽や動画、VRアートなどもNFTとなりえるのです。
その他にも、Twitter創始者のジャック・ドーシーが最初にしたツイートがNFTとしてオークションにかけられ3月22日に約3億円で落札されました。
今後も思わぬデジタルコンテンツがNFTアートとなる可能性があるので、NFTアートの将来性は無限に広がっているといえます。
②2030年に暗号資産市場は約5430億円になると予想されている
コインデスクによると、暗号資産市場の成長率は2021年から毎年12.8%ずつ伸びていき、2030年には2021年の3倍になる約5430億円まで成長するとの調査を発表しました。
NFTアートはブロックチェーンの技術を使って成り立っているので、暗号資産市場の規模が増えればユーザーも増加し、よりNFT業界が盛り上がっていくことは間違い無いでしょう。
また、新しいブロックチェーン技術が開発されることにより、今まで見たことの無いようなNFTアートが誕生するかもしれません。
③日本でもNFTイベントも開催されはじめている
現在では海外で盛り上がっているNFTアート業界ですが、日本でもNFTアートには注目が集まっており、NFTを扱ったイベントが少しずつ開催されはじめてきました。
10月16日にはCrypto2.0ProtocolTerminalが企画する「Future of Blockchain -ブロックチェーンが魅せる未来-」でNFTを使ったライブパフォーマンスが行われました。
そのほかにも、7月にはアジアで開催されるNFTの祭典「Crypto Art Week Asia (クリプトアートウィーク・アジア)」が東京と大阪の2都市で開催されています。
今後も日本でNFTアートを扱うイベントの数は増えていくでしょうし、より身近にNFTアートに触れる機会も増えていくと考えられます。
日本は漫画やアニメなど、優良なコンテンツが多数存在しますので、今後世界に向けて日本が率先してNFTアートを発信していくことになるでしょう。
代表的なNFTアート、アーティスト
代表的なNFTアートやNFTアーティストを紹介します。
①Crypto Punks
②Hashmasks
③Beeple
④MAD DOG JONES
⑤村上隆
①Crypto Punks(クリプトパンクス)
Crypto Punks(クリプトパンクス)は2017年6月にラルバラボズ社が作った世界最初のNFTアートといわれています。
ゾンビをモチーフにした24ピクセル×24ピクセルのシンプルなデザインで、AIが生成したジェネレーティブアートであることが特徴です。
Crypto Punksには1万体のキャラクターが存在し、そのうちの1体のキャラクターが2021年1月に約8,000万で落札されたことで世界的に注目を集めました。
今やCrypto PunksはNFTアート愛好家たちにとって憧れの存在となっています。
2021年現在、1体のキャラクターは約3,000万円で購入することが可能です。
②Hashmasks(ハッシュマスク)
Hashmasks(ハッシュマスク)は、70名の匿名のアーティストたちによって作られた、全部で16,384枚存在するデジタルポートレート(肖像画)です。
肖像画には5つの特徴である、「マスク」、「キャラクター」、「目の色」、「所有物」、「肌の色」があり、1つとして同じ作品は存在しません。
NFTコレクターであり投資家のダニー氏が、Hashmasksの作品の一つである「光の輪のデーモン」を約6,900万円で購入したことにより注目を浴びました。
Hashmasksは今後新しく制作される予定はないので、手に入れるためには所持しているコレクターからマーケットプレイスを通じて購入するしかありません。
③Beeple(ビープル)
Beeple(ビープル)は、NFTアートを一躍有名にしたアーティストです。
ネット上でBeepleと呼ばれているグラフィックデザイナー、Mike Winkelmann(マイク・ウィンケルマン)は、自身が数年間かけて製作したスケッチを集めたコラージュ「Everydays – The First 5000 Days」という作品をオークションに出品しました。
この作品には入札が殺到し、最終的に約75億円で落札されました。
この落札額はNFTアートとしては過去最高額となり、ほぼ無名のアーティストであった彼を一躍トップアーティストにするとともに、NFTアートへの世間の注目を集めるきっかけにもなったのです。
彼の作品は現在もNFTマーケットプレイスのOpenSeaに出品されているので、気になった方は購入してみてはいかがでしょうか。
④MAD DOG JONES(マッド・ドッグ・ジョーンズ)
MAD DOG JONES(マッド・ドッグ・ジョーンズ)はカナダ・トロント出身のビジュアルアーティストです。
故郷カナダの自然を元に、日本のアニメやSF映画に影響を受けたサイバーパンクの世界観を融合させた独自の作品が特徴です。
MAD DOG JONESが注目されるきっかけとなったNFTアートは、28日ごとに新しい作品が自動生成される「REPLICATOR(自動複製装置)」という作品です。
この作品はオークションで最終的に約4億円で落札されたのです。
MAD DOG JONESの作品はOpenSeaに出品されていますので、彼の世界観を垣間見たいという方はぜひ一度OpenSeaを訪れてみてはいかがでしょうか。
⑤村上隆
日本を代表する著名な画家である村上隆氏も、OpeanSeaに自身の代表的なモチーフである「花」をドット絵にしたNFTアートを出品しました。
しかし4月7日にNFTアートは出品されましたが、すぐに出品は取り下げられてしまいました。
村上隆氏は、出品を取り下げた理由として、技術的な問題からより最適な形式でNFTアートを提供するために出品を取り下げたと発表しました。
しかし村上隆氏は今後のNFTアートの出品には積極的な姿勢を見せており、今後村上隆氏のNFTアートが出品されることは間違いないでしょう。
NFTアートの購入方法
NFTアートを取り扱っているマーケットプレイスはいくつかありますが、利便性と取り扱いNFT量の多さからOpeanSeaというNFTマーケットプレイスをおすすめします。
OpenSeaでは日本円やクレジットカードでの購入ができないため、まず国内の仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、ウォレットに送る必要があります。
国内の仮想通貨取引所は、手数料の安さと使いやすさからコインチェックがおすすめです。
OpenSeaでNFTアートを購入する流れは以下の通りです。
- コインチェックでイーサリアムを購入する
- 仮想通貨ウォレットのMetaMaskを登録する
- MetaMaskにイーサリアムを送る
- OpeaSeaとMetaMaskを紐付ける
- OpenSeaで会員登録する
- OpenSeaでNFTアートを購入する
まずは国内の仮想通貨取引所でイーサリアムを購入し、仮想通貨ウォレットのMetaMaskに送金します。
MetaMaskはブラウザ版とアプリ版があるので、まずはインストールしておきましょう。
OpenSeaのサイトにいくと、簡単にMetaMaskと紐付けができるので、サクッと会員登録まで済ませておきましょう。
OpenSeaの詳細な使い方については、以下の記事で解説しています。
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OpenSea(オープンシー)とは?使い方・購入方法・出品方法を解説!
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コインチェックNFT(β)で購入する
国内でNFTアートを購入したいのであれば、コインチェックNFT(β)もおすすめです。
まだ試運転段階であって取り扱うNFTの数はまだ多くはありませんが、ブロックチェーントレーディングカードの「Crypto Spells」や、メタバースプラットフォームの「The Sandbox」で使用されるトークンの取り扱いがあります。
コインチェックNFT(β)では、今後取り扱うNFTアートは増えていくと思われますので、今のうちに登録しておくとよいでしょう。
コインチェックNFT(β)でNFTアートを購入するためには、まずはコインチェックの口座を開設しておかなくてはならないので、先にコインチェックの会員登録を済ませておきましょう。
NFTアートの販売方法
購入したNFTアートは販売ができます。
ここではNFTマーケットプレイスのOpenSeaでの販売方法を解説します。
OpenSeaでNFTを販売する流れは以下の通りです。
- アカウントページのコレクションを選び「Sell」ボタンを選択
- 販売方法を決定する
- 販売金額、販売期間を設定する
- 出品する
②の販売方法には、決まった価格でのみ販売可能な固定額販売かオークション形式を選択できます。
オークション形式にも2つの出品方法があります。
1つ目はヤフオク!のように販売期間内に一番高音の価格をつけた購入者に販売する方法と、2つ目は徐々に価格が下がっていく「ダッチオークション」形式が選択可能です。
オークション形式では価格が高くつり上がる可能性がある一方で、思いのほか高く得ることができないリスクも存在します。
ダッチオークション形式では入札すればその場で販売が決まるため、早期の取引が期待できますが、買い手がなかなかつかない場合は設定した最低価格で販売することになってしまいます。
どの販売方法もメリット、デメリットがあるので、自分の好みに合った販売方法を選択しましょう。
NFTアートの作り方
もしあなたがオリジナルのデジタルコンテンツを作成できるのであれば、簡単にNFTアートを作成できます。
OpenSeaであれば、所持しているデジタルコンテンツを無料でNFTアートにすることができるのです。
デジタルコンテンツをOpenSeaでNFTアートにする方法は以下の通りです。
- ユーザー登録をする
- ホーム画面から「Create」を選択する
- Create new itemページで必要事項を記入
以上で完成です。
これであなただけのNFTアートが完成しました。
クリエイターページから自身のコレクションにNFTアートが登録されているか確認しておきましょう。
まとめ:今のうちに購入しておけば将来価値が上がる可能性も
以上、NFTアートの特徴や将来性、購入・販売方法を解説しました。
NFTアートは最近始まったばかりですので、今のうちに気になったNFTアートを購入しておきましょう。
将来的に、購入したNFTアートが人気になりプレミアがつき、価格が高騰するかもしれません。
NFTマーケットプレイスでNFTアートを売買する際には主にイーサリアムが必要になるので、コインチェックで口座を開設してNFT購入用のイーサリアムを買っておきましょう。
\ アプリダウンロード数No.1/